『星になった少年』 (2005/日)
★★★★★★★
監督:河毛俊作
出演:柳楽優弥/常盤貴子/高橋克実/蒼井優/倍賞美津子 他
【STORY】
動物を愛する心優しい哲夢は、両親の不和やイジメが原因で、引っ込み思案な少年になっていた。そんなある日、動物プロダクションを経営する両親が、仔ゾウのランディを購入。ランディと出会い、ゾウの持つ不思議な力に励まされた哲夢は、次第に明るさを取り戻していった。やがて哲夢は、日本人初の象使いを目指して、タイにあるゾウの訓練センターへの留学を決意する。言葉も通じない異国の地で、哲夢はひたむきに努力を重ね、次第にゾウとも地元の人たちとも、確かな絆を作り上げていくのだが…。
<感想>
GWに王子動物園に行ったし、象さんの映画でも観るか程度で観てみたのですが、盛り上がりというか、全編通していいなぁ~というほどの出来ではなかったにしろ、そこそこ良かった映画。
象さんってやっぱり賢いんだなぁ~と思ってしまった。
まぁ実話を元にとは言え、映画用に脚色してると思うけど、ラスト、象さんが流す涙にはこちらも涙しそうになるし、ちょっと感動してしまった。
タイトルにあるように“少年”が中心となる話なんだけど、実は親子愛ってのもテーマにありそう!
突然やって来た象によって、少年は象の気持ちがわかってしまうという能力を持っていることに気付く。
そこからぐっと象に対する想いが強くなり、タイに象使いになるための修行に出る。
このタイでの話はあまり長々として欲しくなかった気もするけど・・・。
そして日本に帰ってきてから、家族との衝突やちょっとした恋愛話も含め、象使いの道を歩んでいくことに。
それが彼の生きる道だと、一生懸命に生きていく。周りからは急ぎすぎだと言う声もある中・・・。
しかし、皮肉にも急ぎすぎではなかった。突然彼を襲った事故により、帰らぬ人に。。。
とても無念だったろうと思う。これからバリバリやっていこうと頑張っていた彼だったのに。
最初の象さんショーを成功させた直後の出来事だった・・・。
この中盤を過ぎたあたりから、だんだんとこの作品が好きになってきた。
製作者側のわなにまんまとはまってしまっているんだろうが、それでもいいなぁ~と思える作品だった。
ラスト、なぜ彼がそこまで象に想いを寄せるようになったのか?という理由。
あかん。。。泣いてまう(T_T)一度観てみるのもいいかなぁと思える作品でしたよ。