『亡国のイージス』 (2005/日)
★★★★★★★
監督:阪本順治
出演:真田広之/寺尾聰/佐藤浩市/中井貴一/吉田栄作/谷原章介/豊原功補/
原田芳雄 他
【STORY】
東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長は、先任伍長の仙石に、犯人が如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファと共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防衛庁情報局の渥美たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。
<感想>
役者だけ揃えて、もっと面白く無い作品かと思っていたけど、以外に面白かったです(^^♪
それにしても、凄い面々が集まったもんですね。
日本映画で撮るなら、真田広之、寺尾聰、佐藤浩一、中井貴一・・・誰が主役になってもおかしくないですよね。
そんな中、かっちょ良かったのははこの作品では真田広之だなぁ~。
ちょっと地味~なダイハードとは言い過ぎかもですが、それっぽい感じに活躍してくれた、真田。
さすがにしぶかった!!ラストの手旗信号映像ははちょっとダサかったけど・・・。
作品のストーリーはちょっと重たい雰囲気で、一見すると退屈そうに思うんだけど、なかなかどうして!結構引き込まれてしまいます!!
ただ、原作を読んでいないので分かりくいのだろうけど、人物関係や、複線となるお話など、ちょっとこの作品を観ただけでは理解しがたいところが多い。
だいたいの雰囲気で、あとは大筋だけ見れば、なかなか面白い作品なんだけど、その細かい部分が分からないので、若干マイナス評価。。。
しかし、この部分をもっと詳しく説明されていたら、とてもじゃないけど2時間ちょいでは無理っぽい。
2時間ちょいな作品とするなら多少細かい部分は分かりにくくても、これで良かったのかも!
逆に細かい部分もしっかり説明されて、3時間・4時間近くにされるともっとマイナス評価になるだろうし、大作の小説の映画化だけに難しいのですね・・・。
映像は良く頑張った気はするが、どうしてもちゃちっぽく思えてしまうので、まだまだ邦画は頑張らないといけませんね!!