『コーチ・カーター』 (2005/米)

★★★★★★★★

監督:トーマス・カーター
出演:サミュエル・L・ジャクソン/ロバート・リチャード/ロブ・ブラウン/

デビ・モーガン/アシャンティ/リック・ゴンザレス 他

【STORY】
将来に希望が持てない荒んだ環境のなか、ケン・カーターは、不振を極めるリッチモンド高校のバスケットボール・チームのコーチに招かれた。コーチに就任したカーターは、強い信念を胸に、若者たちにまずは学生としての規律を守ることを徹底させる。やがてカーターの熱心な指導と厳しいトレーニングによって生まれ変わったチームは、連覇街道を邁進しはじめた。だが、学生としての規律をなかなか守ろうとしない選手たちに対して、カーターはついにコート閉鎖という非常手段に打って出るのだが…。

<感想>

1999年アメリカで起こった実話をもとに映画化されたもの。

そこそこおもしろいだろうなぁ~とは思って観たのですが、そこそこではなく本当に面白かった!

よくあるスポ根ものの話、弱小チームが強くなり活躍する話かと思っていたが、違った。

確かに、この作品も弱小チームが一人のコーチによって、常勝チームへと変貌していく、って内容ではあるが、ただ単にその部分にスポットライトを当てたものではなく、それ以上に、深い内容の作品で、とっても良かった(^O^)/

もちろん、スポーツものとしても、大好きなバスケだし、面白かったのですが。

学生たちにはバスケの指導はもちろんのことだが、学生としてすべきことなど、単なるバスケコーチとしてだけではなく、人性の指導者として、教えていく。

その指導、徹底振りは町全体、メディアまでも巻き込んだものになっていくのだが、カーターは決して曲げない!強い信念のもと学生たちに指導していく。

学生たちも初めはこうるさいおっさんやの~って気持ちもあったようだが、だんだんコーチの言うことに対して、単にうるさいだけでなく、愛情のあるものだと気付く。

統計では、リッチモンド高校を出たもののおよそ8割が大学ではなく、刑務所に入るのだと言う。

そんなリッチモンド高の生徒である、彼らにカーターが指導していく。

ただ、あ~この部分もっと掘り下げてくれても良かったかな?と思う所もありますが、非常に熱くなれる、すばらしい作品だったと思います!オススメ!!