『ゴースト・ハウス』 (2007/米)

★★★★★

監督:ダニー・パン/オキサイド・パン 
出演:クリステン・スチュワート/ディラン・マクダーモット/

ペネロープ・アン・ミラー/ダスティン・ミリガン 他

【STORY】
カラスの群れ、静寂を突き破る轟音、消せない壁のしみ。ノースダコタのとある農村に、ヒマワリ栽培を生業とするソロモン一家が引っ越して来た。一家は農村の片隅にある古い家に住むことになったが、長女のジェスは家のなかで不気味な気配を感じ取っていた。そんなある日、一人で留守晩をしていたジェスの前で、窓ガラスが割れ、階段が崩れる。だが、両親に訴えても、田舎住まいを嫌う娘のワガママだと言って取り合わない。そこでジェスは、とある少年に助けを求めるのだが…。

<感想>

ん~~~何とも普通な映画でしたね・・・。パン兄弟、やはり『EYE』はまぐれだったのでしょうか・・・?

パン兄弟のハリウッド・デビューとなるこの作品ですが、もっとがんばらにゃ~いけませんぜ!!

結末はある男の登場で、あっ!コイツだなとすぐわかってしまうし、どうも納得できない部分もある。

この家に棲むゴーストは映画のオープニングで明らかなように、殺された家族たちである。

そして家に巣食う理由は殺されたことに対して、恨みを持っているからである。

恨みの元は存在しているのである!だったらなぜ?

どうしてジェスが襲われなきゃ~なんね~んだ?おかしかね~か?

存在を知って欲しいだけなら、何も襲わなくてもいいよね?恨みの元が実際いるわけだし!

それならむしろ、恨みの元は存在させず、そこにやってきたものを意味もなく襲うって設定のほうがまだ納得。

そして、なぜ恨みの元はやってきたのか?ここも納得できないところ・・・。

ただ、映像のところどころはさすがパン兄弟と言ってしまいたくなるような、ドキッとする場面もある。

その部分においてはちょっと評価したくもなるのだが、全体通してだとやはり普通過ぎる出来だった。

脚本の時点での見直しが必要じゃないかなぁ~と思える内容でした。

最後、ハッピーエンドはいいんだけど、同じ家によく住めるよねって感じか・・・。