『ゴースト・ハウス2』 (2009/米)
★★★
監督:マーティン・バーネビッツ
出演:ノーマン・リーダス/ヘザー・スティーブンズ/クレア・ホルト/
リチャード・リール 他
【STORY】
ジョン・ロリンズはノース・ダコタ州に住む農家のあるじ。ロリンズ一家のトウモロコシ畑は干ばつやカラス被害などが原因で、不作だった。そんな中、隣に引っ越してきた人物から、納屋にあるスケアクロウを畑に立てる事を勧められる。しかしそれからというもの、ジョンの周囲では次々と人が死んでいくのだった…。
<感想>
前作『ゴーストハウス』はまだもう少し観れる映画だったと思うが、この続編は面白くない作品だった。
結局何が原因なのかわからないし、お前達それでいいのか?という結末で終わっている…。
途中の恐怖もそんなに恐怖を感じないし、なんじゃそれ!?ってのが正直な感想である。
ある農場を経営する家族は、不作ということもあり、借金に悩みながら生活していた。
ある日、隣人からかかしを畑に立ててみろと助言をもらい、立てたところ、今まで悩まされていたカラス被害はなくなった。
さらに借金の取り立てに来ていた銀行の担当者は事故死する。
ある意味農場的には上手くいきだしたのだが、逆に家族間は冷え切ったものになっていった。
そんな不思議体験には裏があり、かかしが原因となるんだが、イマイチこの展開が訳が分からず面白くない…。
お化けの要素もあったり、黒魔術的なオカルト部分も存在するし…。
その後も不可解な出来事が続き、家族仲は取り返しのつかない状況までになるが、復活するって展開だ。
復活の材料となるのが、やはりかかし…。
この不可解な現象のラストは、なんとかかしが襲ってくるというとんでもないB級的な展開だった。
その状況を家族で乗り切ったために、また元の家族に戻っていくというまとめ方だった。
ホンマなんじゃそれ!?という終わり方で、解決したのかしないのか分からない。
ちゃんと、元凶となるであろう存在はまだいてるよ~みたいなシーンもあり、余韻を残したのであろうが、バカバカしい。くだらない作品だった。