『笑の大学』 (2004/日)

★★★★★★

監督:星護
出演:役所広司/稲垣吾郎 他

【STORY】
昭和15年。日本に戦争の影が近づき、大衆娯楽の演劇にも検閲のメスが入っていた。劇作家の椿一は、新しい台本の検閲のため、警視庁の取調室に出向く。そこに待っていたのは、これまで心から笑ったことのない検閲官、向坂だった。椿の新作を上演禁止にするため、向坂はありとあらゆる注文をつけるが、椿は苦しみながらも、向坂の要求を逆手に取ってさらに笑える台本を作り上げていく。こうして、2人の台本直しは、いつの間にか傑作の喜劇を生み出していくのだが…。

<感想>

最初はちょっと退屈だぞ~と思っていたが、だんだんと味が出てくる映画だったかな(^^♪

とにかく、役所広司さまさまな作品だったのでは?

比べてはいけないが、吾郎くんがんばっていたが、器が違いますねってのがはっきりしちゃった・・・。

“笑”にも色々あり、大声をあげての大笑いもあれば、くすくすっとくる笑いもある。

この映画で言えば、どちらかというと、くすくす系の部類に入るように思う。

とってもまじめで、今まで心から笑ったことのない向坂、そんな彼、実はお笑いセンス抜群!!

まじめな彼だからかえって笑いを誘うんだろうけど、どんどんエスカレートしていく。

彼がそのまま喜劇の舞台に上がってくれたほうが、その作品面白くなるのになぁ~って思ってしまう。

最後はちょっぴりお涙ちょうだい系の話題になって、そしてそこに突然!

“死ぬのはお国のためじゃ~ない!お肉のためだ!”(by 向坂)

笑わしていただきました(^^♪

役所広司の演技にやられちゃってください!映画の細かい部分の作り方も凝っていて面白いですよ。