『レッド・ダスト』 (2007/米=南ア)

★★★★

監督:トム・ホッパー
出演:ヒラリー・スワンク/キウェテル・イジョフォー/イアン・ロバーツ/

ジェイミー・バートレット 他

【STORY】
アパルトヘイト下に逮捕された黒人は、罪の全てを告白する条件で全て釈放されることとなった。しかし元警官ヘンドリックスの恩赦申請に、アレックスという黒人男性が異議を申し立てた。アレックスを助けることになった弁護士サラは、黒人と交際した罪でヘンドリックスに逮捕された経歴を持っていた。そしてアレックスの異議申し立てが、やがて南アフリカに一大センセーションを巻き起こすことになる…。

<感想>

ヒラリー・スワンク主演の感動作ということで観たけど、そんな感動することもなくイマイチだったかなぁ。

アフリカでその時代に行われていた出来事・時代背景をあまりよく知らないので、ピンとくるものがなかったのがこの作品を観てもあまり感動しなかった原因だろうか?

白人による黒人の人種差別的な問題を扱った作品であることはわかる。

そしてこの作品ではその際行われたであろう罪が、全てを告白することにより許される制度ができたというところに視点をあて、白人警官の告白と黒人側からの異議申立てという構成で描かれているというのもわかる。

しかし単にその事実だけを描きましたという作品でその事をどう表現したいのかがわからないものだった。

ヒラリー・スワンク扮する弁護士の存在も結構どうでもいいようなポジションだし、だらだらと観ていたら終わったというような作品でした。