『容疑者Xの献身』 (2008/日)

★★★★★★

監督:西谷弘
出演:福山雅治/柴咲コウ(RUI)/北村一輝/松雪泰子/堤真一/ダンカン/

長塚圭史/金澤美穂 他

【STORY】
惨殺死体が発見されるという事件が発生し、新人女性刑事・内海は早速捜査に乗り出した。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神が、天才物理学者・湯川の大学時代の友人であることが判明。実は石神は、湯川が生涯でただひとり天才と認めた数学者だった。内海から相談を受けた湯川は、石神が事件の鍵を握っているのではないかと推理するのだが…。

<感想>

これは思っていた以上に映画として楽しめる作品になっていました。

ドラマのガリレオは1回か2回見たかなぁ~って程度で、ドラマが面白かったから観たってわけでもない。

どっちかと言うと、ドラマはどうでもいいかなぁ~って思ってた方…。

ドラマの延長的な作品だと嫌だったかもだけど、映画単独として十分楽しめる内容でした。

ひょんなことで夫を殺してしまった母子。

その隣人でこの奥さまに好意を抱いている数学教師。

彼の頭脳によりこの母子に完璧なアリバイを提供する。

さらにこの数学教師とガリレオこと湯川は同じ大学に通い、湯川をしてもあいつは天才だと言わしめるほどの人物だという展開だ。

その数学教師役を堤真一が演じたわけだが、さすがだなぁ~という演技で、彼のおかげで引き締まった作品になったのではないだろうか?

福山雅治と柴咲コウだけではこうは上手く仕上がらなかっただろう。

数学を愛している、変人のような彼が初めて数学以外のもの、人を愛することができた。

そんな頭脳明晰な彼が考え出したアリバイとは!!

そしてそれを打ち破ることができるか、湯川!といったところが見所やろね。