『ヤング・マスター』 (1980/香港)
★★★★★★★★
監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン/ウェイ・ペイ/ユン・ピョウ 他
【STORY】
兄弟子の裏切りからライバル道場の獅子舞い合戦に負けてしまったチンルン。彼は師匠の命令で、失踪した兄弟子を探す旅に出る。やがて、兄弟子を連れ戻したチンルンは、悪の根元であるキムと対決することになるが…。
<感想>
この映画はストーリーがどうのと言うことは関係なく、アクションが良い!
ストーリー的なことを言ってしまうと、ほとんどよくわからんってことになるのだけど、どうして闘ってしまうのか?とかいろいろな意味であやふやな内容の作品だと思う。
まぁでもこの作品にとってはストーリーはほとんどどうでもいいって思えてしまうほど、アクションが◎!
最初から最後まで、ひたすら闘う!何が何でも闘う!絶対勝てないけど闘う!
この映画のジャッキーはある程度は強いという設定であるが、驚くほど強いという状態ではない。
まだまだ修行しなければ一人前とも呼べないようなジャッキー。
でも“何とか拳”にありがちな修行して最後ボスを倒すという流れではなく、そのままのレベルでボスまで倒す。
その点ではちょっとマイナスポイントとなるこの作品。強くないのに倒しちゃうから・・・。
というのも、この映画のラストボスは半端でなく強い!!強すぎる!!絶対無理!!
ボスが最初に登場する場面でその強さをまざまざと見せ付けられた!!
この場面はジャッキーは関係ない場面だけど、この作品の中でもすごく好きな部分である。
とにかく技が鬼のように早く、10数人いる敵をあっという間に吹き飛ばしてしまった!
吹き飛ばしてしまったとは大げさな表現だけど、この場面では本当に飛んでたからね!!
そんなボスにジャッキーが勝てるはず無いんだけど、ある裏技で倒してしまうんだけどね。。。
このラストボスとの闘いの時間も20分近くあったんじゃないかな?とにかく長い!!
そして、ものすごいスタントを見せてくれる!もちろんCG何かなしの生だから、この場面だけでもすごい!
そんなこの映画、初期ジャッキー映画の集大成のような作品で、とっても好きな映画です!
コミカルな部分も盛りだくさんだし、カンフー対決はいやというほどあるし、扇子やイスなど小道具を使った闘いはお見事!!って拍手もんの内容だし、何度でも楽しめると思う!
今後作られていくジャッキー映画があまりのぼうの好みで無くなっていくものが多いので、そういった意味でもこの映画はジャッキー映画の中でも別格の扱いをしたい作品かな(^^♪