監督：テイラー・ハックフォード
出演：キャシー・ベイツ／ジェニファー・ジェイソン・リー／

クリストファー・プラマー／デビッド・ストラザーン　他

＜感想＞

邦題から想像していたのとはだいぶ内容が違った作品でした。

『黙秘』という題から、何か犯罪を犯した者が捕まった後、事件について一切話さず、無罪を主張するなどで、実は冤罪でしたというような感じで、事件の真相をじっくり警察や弁護士の対立も交えながら描かれた作品なのかなぁ、と分からないなりに想像していた。

しかし、実際の話の流れは黙秘とはあまりにもかけ離れた内容のように思われた。

キャシー・ベイツが主役ということで、なかなか面白そうかなとも思っていたが、それほど面白いものではなかったかな…。

オープニングこそ、殺人が行われたであろう映像をやや隠したような状況で見せ、これからどうなるんだろうなぁと期待したが、あまり期待通りには進んでいかなかった。

過去にも殺人容疑で疑われていたということで、今回こそはと気合いを入れる警察だが、イマイチ本腰入れて捜査をしているとも思えないし、この作品自体、事件解明を主題にしているとは思えないところも、ミステリーを期待していた者にとってマイナスだったかも。

ミステリーを扱いながら、親子の絆を取り戻そうとする方に重きをおいているのかなぁという内容で、残念でした。