『魍魎の匣』 (2007/日)

★★

監督:原田眞人
出演:堤真一/阿部寛/椎名桔平/宮迫博之/田中麗奈/黒木瞳/

宮藤官九郎/柄本明 他

【STORY】
昭和27年の東京。美少女連続殺人事件が世間を騒がせるなか、引退した元女優・陽子の娘も姿を消し、探偵の榎木津はその行方を追っていた。一方、作家の関口と記者の敦子は、『不幸をハコに封じ込める』という謎の教団を調べていた。さらに、巨大なハコ型建物の謎を追う刑事・木場も登場し、事件に関わる人々は、やがて古書店の店主・中禅寺のもとへ集まってくる。3つの事件に隠された、恐るべき謎とは…。

<感想>

はっきり言って、最初から最後まで良く分からない内容の作品でした・・・。

主要となる3人が出会うまでを、それぞれの時間軸で話を進めていくと、実はそれが少しずつ各々の物語と交差しているという作り方は面白かったが、結局のところ、登場人物たちの関係具合が良く分からないまま話が進んでいってしまった。

個性豊かな3人を使いながら、その個性があまり生かされることもなく、各々が持つ能力も、最初はチラッと見せていたものの、結局あまり役にも立たず、話の内容的には面白みのないお話で、原作を読んでない者には分かりにくいのか?

とも思ってしまう内容の乏しい作品でした・・・。