『妄想』 (2006/香港)

監督:オキサイド・パン
出演:シャーリーン・チョイ/ショーン・ユー/イザベラ・リョン 他

【STORY】
ある日、ウィニーは、亡き恋人にそっくりな男・レイに出会った。友人の応援もあり、勇気を出してレイにアプローチするウィニー。レイはウィニーの境遇に同情し、やがて2人は恋に落ちるものの、レイは次第に彼女の話を疑いはじめる。実はウィニーの話は、話すたびにいろいろと食い違っていて…。

<感想>

またもやパン兄弟の(今回は兄だけだが・・・)監督作品を性懲りもなく観てしまったのだが、今回は今までパン兄弟の作品で観た中で最低の映画だった。

最初に観た監督作品の『EYE』が納得の出来で、気に入ってしまったのがいけなかったのか、この監督の作品を結構観ている。

 

『EYE』の3シリーズ、『リサイクル』、『ゴーストハウス』、そして『妄想』。

しかし、『EYE』は別として普通かなぁと思える内容のものが、『EYE2』と『ゴーストハウス』だけで、あとはまったく面白くない作品・・・。

 

その中でも今回観た『妄想』は最低・・・。

まず、今回の作品は非常に画像が観難かった。

 

映画のほとんどが暗い部屋の中でのシーンが多く、その内容もちょっとイラつく女のバカな話を観させられるだけで、飽きてくる・・・。

最後の最後に実は!的な内容を持ってきて、驚かそうとしているが、もともとそこへ行き着くまでにもう早く終わってくれ!とこの作品に興味がなくなってしまっているので、はっきり言ってどうでもいい感じ・・・。

 

なんかくそしょうもない韓国映画を観た時の感覚に似ている。

もう当分、パン兄弟の作品は逆に観たくないと思わせる内容だった『妄想』・・・。

まぐれ当たりでうまいもんを作ってしまった後の作品がほとんどダメだと、今後も期待薄でしょうね・・・。