『見知らぬ乗客』 (1951/米)

★★★★★★★★

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ファーリー・グレンジャー/ロバート・ウォーカー/ルース・ローマン 他

【STORY】
妻と別れたがっている有名テニスプレーヤー、列車に乗り合わせた見知らぬ男から交換殺人をもちかけられる。妻を殺してあげるかわりに自分の父親を殺してくれと言うのだ。はじめは取りあわなかったものの、一方的に妻を殺されてしまう。警察からは妻殺しの疑いをかけられ、男からは執拗に殺人の催促が来る…。綿密に計算されたヒッチコック・サスペンス。

<感想>

今回はヒッチコック映画の中でも、のぼう評価では極めて高い位置にある、『見知らぬ乗客』紹介。

交換殺人という、なんともとんでもない話で、殺人そのものは単純なものなんだが、作品の内容が非常にGOOD!!最初から最後までどきどきしっぱなし間違いなし!

オープニングの映像からして、目が離せなくなる。絶妙なカメラワーク。

問題となる彼らの足元だけの映像を交互に見せ、おまけに対照的な靴の柄で、どうなるんだ?

って疑問を抱きながら始まっていく。そして、交換殺人の話になっていくわけ。

 

この作品でのいいなぁ~と思うシーンはたくさんあるけど、その中でもいくつか紹介すると、殺しのシーンで、その状況が地面に落ちたメガネのレンズに映し出されるとこ。

なんか異常に恐ろしく思えたりします。この場面^_^;

テニスの試合のシーンがあるんだが、このとき同時に犯人もある行動をしており、“時間”にたいして、観ているものはあ!あ!っとどきどきしながら観てしまう!!

こんな風にこの作品は本当に良くできているなぁ~って思いますね!

ラストの遊園地でのシーンも迫力満点だし、かなりいい映画だと思うので、一見の価値ありです!

ちなみに、DVDにはアメリカで上映されたときのものと、イギリスで上映されたときの2本が収録され、見比べてみるのもいいかも?とはいってもほとんど変わってないんだけどね。。。

エンディングがちょっと違うだけ。のぼうはイギリスの方がすきかな(^^♪

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バイオリンを持って、どこかへお出かけなヒッチ君。うまく引けるのかな??