『ミラーズ』 (2008/米)
★★★★★★
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:キーファー・サザーランド/ポーラ・パットン/エイミー・スマート 他
【STORY】
ニューヨーク6番街にあるデパートが、大火災で廃屋と化した。その夜警を頼まれた元刑事のベンは、仕事中に建物内の不気味な鏡に触れてしまう。その瞬間から、ベンは逃れようのない恐るべき運命に囚われた。鏡に映る奇怪なイメージやメッセージ、続発する原因不明の死亡事件。やがて、1人の少女の存在が浮かび上がってくる。そして最愛の家族にまで危険が及び…。
<感想>
公開当時の予告編に興味ひかれた作品で、顔面をベリベリと剥いでいくシーンが印象に残っていた。
ちょっとエグいシーンだけど、鏡の中の自分が本来の自分を殺してしまうという謎めいたもので、どんな作品なのか気になっていた。
見終わっての感想は、ちょっと納得いかないなぁ~ってものだった。
昔悪魔に取り付かれたように気がへんで凶暴な子供がおり、その子の治療に鏡張りの部屋での治療が行われたが、その時抜け出した悪魔のようなものが鏡の中に入り込み、今も宿り主を探しているというものだった。
じゃ~なんで関係ない者たちが殺されていかなければならないのかとか、イマイチ設定に無理があり、恐怖の感情があまりわいてこなかった。
ただ単にグロいなぁという場面だけが残ってしまう。
そしてまぁこれはお決まりと言えばお決まりだが、ラストも恐怖は続くという締めくくり。
しかしなぜかはわからないというラスト…。
ちゃんと決着つけたにもかかわらず…。
そこそこ観ている間は楽しめるが、何か足りないという作品だった。