『フィクサー』 (2007/米)
★★
監督:トニー・ギルロイ
出演:ジョージ・クルーニー/トム・ウィルキンソン/ティルダ・スウィントン/
シドニー・ポラック 他
【STORY】
全米を騒然とさせた、3000億円にのぼる薬害訴訟。被告である巨大農薬会社有利のうちに訴訟が解決されようとしていたとき、農薬会社の弁護を担当する弁護士が、すべてを覆す秘密を握ってしまう。良心の呵責に苛まれた弁護士は、事実の暴露を決意。この動きを察知した会社側は、『フィクサー』のマイケルにもみ消しを依頼する。いつものように活動を開始したマイケルは、その数日後、暴露を目論んだ弁護士の死亡を知り…。
<感想>
これはのぼうには受け付けない作品でしたね…。
作品の作りは最近よくある、ある時間帯まで物語が進んだ後、いったん過去に戻る。
そして、最後には一つになっていくというタイプのもの。
この作り方がいけないというのではない。同じような作り方でもよく出来てるなぁ~と思う作品もある。
それ以前に、この作品には惹き付けるものがないということが致命的であった。
時間軸が戻るようなタイプならある程度、戻る前にその物語に対して興味をもたされ、つながりが知りたいとか、どういうことやろ?とか続きが気になるのならいいと思う。
この作品はそれが一切ない!
逆に全く何をしてるのか?登場人物の関係など分からず、ん?っという状態のまま観ていくことになるが、どんなに観進めてみても、ん?という状態は変わらず、面白味を見い出すこともできず、やっとある程度筋がわかりだしたのが終盤…。時既に遅しというところでしょうか…。
オープニングの状況と話がつながってみてもあ~そ~ってだけで、面白くない作品でした。