『ふしだらな女』 (1927/英)

★★

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:イザベル・ジーンズ/ロビン・アーヴィン/フランクリン・ダイオール 他

【STORY】
若い芸術家と恋に落ちたラリータだったが、相手の自殺という悲劇によってその恋は終わり、彼女は悪名を高めてしまった。その傷を癒すために訪れた避暑地で、彼女は青年貴族のジョンと出会う。ラリータの過去を知らないジョンは彼女に惹かれて結婚するが、不運な巡り会わせから、疑い深いジョンの母親にラリータの過去が暴かれてしまい、2人に離婚の危機が訪れる…。

<感想>

ヒッチコック監督の初期のサイレント作品で、時間も60分という短めのものだが、この内容で2時間もはあまりにも厳しいと思うので、60分の作品は正解だったね^_^;

離婚調停の場面で始まり、最後も離婚調停の場面で終わる。

この作品を観て驚いたことは、離婚というものが当時はとてつもなく社会に与える影響が大きく、報道陣が集まり、大々的なニュースになるほどすごいことだったらしいということだ!

この作品で問題となるのはラリータという人妻が画家と恋に落ちたのでないか?というとこ。

そして離婚調停が行われ、状況証拠などから有罪になるという判決が下されてしまう。

ラリータは逃げるように世間から身を隠すため、旅に出かけることになるが、そこで新たな男性と出会い結婚してしまう・・・。

何ともすごい話で、そんなにうまい具合にことが進んでいくはずがないと思っていると、案の定、男性の母親はどうもこのラリータは怪しい?どこかで見たことがある顔だと疑いだす・・・。

そしてとうとう真実を知ることになり、またしても離婚調停になる。

ラリータは前回は逃げ隠れるように姿を消したが、今回は逃げも隠れもしないわ!

というところでこの映画は終わる・・・。

この内容では何ともコメントのしようがないというのが本音で、ただ観たよというだけ・・・。

ヒッチコックの作品だから観たけど、そうじゃなかったら間違いなく観ていないでしょう。

この作品で、ヒッチコック作品も40作品目の紹介となり、あと13作品!