『パパにさよならできるまで』 (2003/ギリシャ)
★★★
監督:ペニー・パナヨトプル
出演: ヨルゴス・カラヤニス/イオアンナ・ツィリグーリ/ステリオス・マイナス/
クリストス・ブヨタス 他
【STORY】
10歳の男の子、イリアスはパパが大好き。家電の行商人の為たまにしか家に帰らないパパにイリアスは『アポロ11号が月面着陸するときをテレビで一緒に見よう』と約束する。しかしパパはその直後、交通事故で亡くなってしまう。受け入れ難いパパの死という現実。そして、パパとの約束の日、アポロ11号着陸の日がやってくる…。
<感想>
もう少しましな作品かと思っていたけど、実際観てみるとイマイチな内容でした。
『パパにさよならできるまで』タイトルとあらすじから連想すると、交通事故で突然パパと会えなくなってしまった子供が、その悲しみを乗り越え、成長していく過程を描いた感動作だと思っていたんだけど、その期待する内容には程遠い作品でした。
最初から最後までくら~い雰囲気で物語は進行していき、核となる父親が交通事故で亡くなって以降の展開も、家族のとる行動や周囲の反応にも何だか共感できるものもなく、ただだらだらと進んでいき、観ていて飽きてしまう作品だった。
結局何を描こうとしていたのか、分からず終いで映画も終わってしまったという状況…。
感動もなにもあったもんじゃないといった作品でした。