『バンク・ジョブ』 (2008/英)
★★★★★★★
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ジェイソン・ステイサム/サフロン・バロウズ/リチャード・リンターン/
デビッド・スーシェ 他
【STORY】
1971年のロンドン。ベイカー・ストリートにある銀行の地下に強盗団が侵入し、貸金庫内の多額の現金と宝石が強奪された。しかもそのなかには、政府がどうしても公表できない、とある重大な秘密が隠されていた。その秘密とは、英国最大のタブー王室スキャンダルだった…。
<感想>
実際にあった銀行強盗の話を元に作られた映画で、なかなか面白い作品だった。
まずジェイソン・ステイサムくん、この作品では若干髪の毛伸びた感じなんだけど、やっぱいつもの方が良かったなぁというのが第一の感想。特にもみあげ部分がイマイチなような…。
それでもやっぱかっちょいいおっちゃんやったなぁ~。
いつもの派手さはないものの、途中格闘する場面なんかは、あっやっぱエエなぁ~と男ながらに憧れる同姓である。
さてさて、作品本来の話であるが、この強盗は単に金目当てだけのものではなく、政府などの様々な者の思惑が折り重なった上での強盗ということで、強盗そのものに対してだけでなく、それ以外の部分でもハラハラする内容の作品でした。
強盗ものの中では『ミニミニ大作戦』に次ぐ良い作品だったかなぁと思う。
強盗そのものの方法は、地下から穴を掘ってという結構大胆な方法で、作戦を練りに練って、奇抜な方法を観て楽しむというものではなかったが、その分リアルな緊迫感はかなりあったようにも思った。
そして強盗チーム内でも隠されていた本当の強盗目的とは…!
そして強盗に成功した彼らの運命は!
実話でありながらまさに映画のような話だし、見所いっぱいの良い作品だった。