『バルカン超特急』 (1938/英)

★★★★★

監督;アルフレッド・ヒッチコック
出演:マーガレット・ロックウッド/マイケル・レッドグレーブ/ポール・ルーカス 他

【STORY】
ロンドンへ向かう国際列車が東欧の田舎駅で雪崩のため立ち往生。乗客は小さなホテルに閉じ込められるが、そこで殺人が発生。翌朝、列車が発車すると、アメリカ人の富豪令嬢は、穏和な人柄の貴婦人が姿を消したことに気づく。ほかの乗客は口を揃えてそんな女性は最初からいなかったと主張する。謎は謎を呼び、思いがけないどんでん返しの連続へ。

<感想>

今回の作品、前半部分が少し退屈な感じに。

あまりにも安ホテルでのいらないようなシーンが多かった。。。

ただホテル内で起きた殺人事件のカメラの撮り方は見事だった!

実際に殺人の場面を見せるのではなく、影をうま~く使っての殺人シーン。

余計ドキドキしてしまいます。

そしてこの作品の一番の見所はやっぱり列車のシーンでしょう!

目が覚めたら老婦人がいなくなっていた辺りから、終盤にかけては退屈せずに見せてくれます。

ただ、それがスパイ関係で、みんなグルになっているという辺りからちょっと興ざめ・・・。

のぼうが苦手なパターンへと進んでいくわけです。

というわけで、全体を通しては普通な出来かと。

ただカメラワークはさすがヒッチコックと思わせるところ有りでした。

←今回の登場シーン

 

ヒッチコック、今回はタバコをふかしながら、大急ぎ!!