『バックドラフト』 (1991/米)

★★★★★★★★

監督:ロン・ハワード
出演:カート・ラッセル/ウィリアム・ボールドウィン/ロバート・デ・ニーロ/

スコット・グレン/ジェニファー・ジェイソン・リー 他

【STORY】
殉職した父の後を継いで、消防士になる決意をしてシカゴに戻ってきたブライアン。父の同僚と、今や消防中尉の兄スティーブンと大火災を戦う日々を送っていた。ある日、ブライアンは元恋人のジェニファーと再会し、彼女の上司に放火犯罪調査の仕事を勧められる。父の幻影と兄の重圧に耐えながら消防士を続けることを悩んでいたブライアンはその申し出を受け入れる。火災調査を進める中でブライアンは、2件の火災が殺人を目的とした同一犯の放火であることを突きとめる。謎の殺人事件の陰に張りめぐらされた幾重もの罠と陰謀。ブライアンは愛と友情を信じ、まるで生き物のような炎の中で飛び込んでいった・・・。

<感想>

やはり消防士もの、ファイアーものでは『バックドラフト』が一番好きかなぁ~(^^♪

映画としてのレベルが高い作品だと思う。単に消防士、火の凄さを堪能できるだけでなく、放火魔を暴いていくサスペンスや、兄弟愛をテーマにもしているので、いろんな角度から楽しめる1本だと思う!

もちろん、一番のテーマである“火”の凄さ、怖さが本当によく伝わってくる。

“バックドラフト”現象。ぱっと見は全然大丈夫そうに見えるが、油断してはいけない・・・。

酸素が混ざることによって今まで燃えることが出来なかった火が一気に燃え上がる!!

とても恐ろしい現象だと、この映画を観て思った。そして本当によく撮れていると思った。

凄く特徴のある火の動きもこの映画の見所で、今観てもやっぱ凄いと思う。

ただちょっとマイナス点なのは、サスペンス要素も盛り込んだとはいえ、その犯人探し、犯人がわかってからの展開、これがちょっとイマイチ気味・・・。

本来これはおまけみたいな話だと解釈すれば、どうってことないんだろうけど、作品の中に盛り込まれている以上やっぱその部分で、ちょっと手~抜いたんちゃうんかな?

って思ってしまう内容だったのは、マイナス要素となってしまいます。

しかしまあ、十分楽しめる、そして消防士の凄さ、火の怖さなども理解できる良い作品だと思う!