『鳥』 (1963/米)

★★★★★★★★★

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ロッド・テイラー/ジェシカ・タンディ/ティッピー・ヘドレン 他

【STORY】
金持ちの娘で美人のメラニーは、サンフランシスコのペットショップでハンサムな弁護士・ミッチと出会う。無礼な応対をされたにも関わらず、彼女は彼に心惹かれ、郊外の漁村にあるミッチの実家へと向かう。ところがその途中、メラニーは一羽のカモメに襲撃されて額に傷を負う。そして翌日、カモメの大群が現れて人々を襲い始める。普段はおとなしい小さな鳥までもが突如凶暴化し、小さな町はパニックに陥る。鳥の数はさらに数を増し、人々は訳もわからぬまま逃げ惑うのだが…。

<感想>

のぼうがヒッチコック映画の中でも1・2を争うほど好きな作品の『鳥』。ホントに怖いんです!!

初めて観たのはまだのぼうがホントに少年時代の頃だったと思います。それから長い月日が経ちました・・・。

そんな今でも鳥の大群、もっと言うならカラスが3.4羽でもまとまってとまっていると、必ず、この『鳥』の映画を思い出してしまうほど、いや、思い出すだけではなく、嫁さんと一緒の時などは、必ず、「ヒッチコック!!ヒッチコック!!」と騒いでしまうほど、強烈な印象を残してくれた映画です!

 

スプラッタ的な怖さ、お化けの怖さ、殺人者に恐怖する怖さ、そのどれとも違う怖さ。

じわじわ~っとやってくるような、あまりりにもどこでもいる鳥が襲ってくるというというような、ある意味身近に感じれるような、何とも言いがたい恐怖。

もちろんその恐怖を植えつけられるのは、やはりヒッチの腕があってのこと。

そう、逆に言えば単に鳥が襲ってくるだけやん。。。ってなことにもなりかねない。

それをここまでに仕上げるのはやっぱ見事だよ!!何度観てもいいと思うし。

小学校前での一場面などは、見事なカメラワークで、カメラがパーンするたびに増えていくカラス達!

そしてついに振り向いた時のおびただしい数のカラス!まさに恐怖!!ぎゃぁ~~~!!

この映画、エンディングにも独特の仕掛けと言うか、何と言うか、工夫が凝らされてるんだよね。

映画の終わりとしては、え?って感じだけど、恐怖が続くような終わり方。

さあみなさん御覧なさい!観た後はあなたも鳥の恐怖に眠れる日々を送ることでしょう~(^^♪

← 今回の登場シーン

ワンコを2匹連れて、楽しくペットショップにお買い物のヒッチコックくん。何を買いに来たのでしょうね?