『天使と悪魔』 (2009/米)

★★★★★

監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス/アイェレット・ゾラー/ユアン・マクレガー/

ステラン・スカルスガルド 他

【STORY】
教皇の病死により、カトリックの総本山・ヴァチカンでは、新教皇を選出するためのコンクラーベが行われようとしていた。そんななか、教皇候補の枢機卿たちが次々に誘拐されてしまう。宗教象徴学の権威・ラングドン教授は、ヴァチカンの依頼を受けて早速捜査に乗り出すが、この誘拐事件の裏には、400年前に弾圧された秘密結社イルミナティの復讐が隠されていた。イルミナティは科学の四大元素を表わす焼き印を枢機卿たちにつけ、1時間ごと殺害すると予告。さらにはヴァチカンの爆破まで計画していて…。

<感想>

『ダヴィンチ・コード』の続編であるこの作品、今回は原作は読まずに観たのだが、イマイチよくわからないまま終わってしまい、あまり面白くなかったですね…。

前作の時は原作を読んでいたため、話についていけた分、そこそこ楽しめたのだが、今回は大筋は分かるもののちょっとおいてきぼりを食らった感じでした。

やっぱりこのシリーズは原作をゆっくり読んでからでないとダメなんだということですね…。

オープニングから怒涛のごとく話が展開していき、こっちが考える暇もない状態で、しかも宗教的な話や専門知識がないと何を話してるんだか?って内容で単に字幕と映像を追っているだけ…。

展開が遅すぎて退屈する映画も多いですが、このシリーズのように展開が早すぎてついていけない映画もどうなんでしょうね…。

ちゃんと理解するために、改めて原作を読んでみようとは思わないし、もう一度映画をしっかり観てみようとも思えない。

吹き替え版でこの映画は観た方がいいかも知れないですね!

字幕を追わなくて済む分、もうちょっと集中して楽しむことができるかもしれません。

ミステリーとしては最後の最後まで気を抜けない、誰が犯人なのか、どんでん返しがあるので凝った作りにはなっている作品でした。