『ディープ・インパクト』　（1998/米）

★★★★★★★

監督：ミミ・レダー
出演：ロバート・デュバル／ティア・レオーニ／イライジャ・ウッド／

モーガン・フリーマン／ヴァネッサ・レッドグレーブ　他

【ＳＴＯＲＹ】
ホワイトハウスの女性スキャンダルを追っていたテレビ局のジェニーは、「エリー」という名に行き当たる。だがそれは女性の名ではなく、「Extinction Level Event（種の絶滅を引き起こす事象）」の略だった。大統領は、1年後に未知の彗星が地球に衝突する可能性があることを公表。これを阻止すべく彗星を核爆発させて軌道修正するプロジェクトが実行されたが、結果は失敗。衝突が刻一刻と迫る中、大統領は地下に選ばれた１００万人だけを移住させる計画を発表するのだった…。

＜感想＞

何度か観ている作品ですが、久々にまた観てみました。

パニック系好きののぼうですが、これはパニック系だと思って観ると、違うんだなぁ～と思う作品。

確かに隕石が地球に衝突し、大変な状態になってしまうって点ではパニックなんですが、パニック色以上にヒューマン色の強い作品だと思います。

映画の最初の方で、隕石衝突の危機という事実は分かりますが、ものすごく引っ張ってくれます。

終盤になってやっと、驚愕の映像が映し出されるといった作りです。

まだかまだか！と期待させながら最後まで引っ張れるので、作り的には作戦勝ち？かも。

その間は何をしているかというと、一応阻止すべく、作戦を練ったり、それぞれの家族が迎える最後の日をいかに迎えるかといった、エピソードでつないでおります。

しかし、どうしても冒頭部分の不倫がどうのとかいったエピソードは無意味に思えてくる・・・。

まったく関係なかったことで、使っていた単語に「エリー」という女性名があっただけでしょ・・・。

秘書も秘書だよ。間違いなくあれは不倫だなんて、ＴＶ局に売ることないのに^_^;

素直に隕石衝突の危機が迫っているって流れから持っていったんでも全然ＯＫだったのになぁ～。。。

さてさてそれはさておき、ヒューマン色が一気に強くなって、ちょっぴりお涙ポロリのシーン。

最後に宇宙飛行士たちが自分たちがある大きな決断をした後の、家族との交信。

この場面はこの作品の中で一番好きなシーンかな。思わずうるうるなってしまいます・・・。

ちょっとマイナス評価な部分ってのが、抽選で選ばれた１００万人を収容できる施設をどうのとか、実際に隕石衝突してから逃げ惑う人々のところとかは、あまりうまい設定ではなかったと思うので、諸手をあげての絶賛映画というわけにはいきませんでした。。。