『テープ』 (2002/米)

★★★★

監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク/ユマ・サーマン/ロバート・ショーン・レナード

【STORY】
ミシガン州ランシング。ヴィンセントは同郷の友、ジョンと再会を果たす。ジョンは映画監督となり、翌日行われる映画祭のため帰郷していた。ヴィンセントはカリフォルニアで消防士をしているが、裏ではドラッグの売人をしている。昔話に花を咲かせるうち、ヴィンセントはジョンが忘れたい高校時代の出来事を話題に。かつてヴィンセントの恋人だったエイミーのこと。実はこの夜、ヴィンセントはエイミーも呼び出していた…。

<感想>

この映画、破格のローコスト映画ではないでしょうか?

登場人物は以下の3人に、場面は安モーテルという設定の1室だけ。

そして、もちろん部屋の中なんで、すんごいアクションがあるわけでもなく、CGが使われるような最新映像盛り込みましたって映画でもない。

90分弱をひたすら会話のみで魅せる映画。これが、退屈かといいますと、そうでもない。

ただ、めっちゃええ!!って絶賛する映画でもない。

でもそこそこ話に引き込まれるというか、夢中にはなります。

誰が主役かと言いますと、もちろん題名通り、“テープ”です。この存在が大きいですね、この映画は。

この証拠品によって、それぞれの人物の感情などが変化していき、見事なラストとなるわけです!

単に会話だけではその瞬間だけで終わりですが、記録として残ってしまったら・・・。怖いですね~。

そして、ラストのエイミー、かっこよかったぁ!!彼ら2人のは器が違いますね!!

女の人にはやっぱかないませんなぁ~って思ったよ、のぼうは。。。

 

【登場人物紹介】

ヴィンセント
ヴィンセント

オークランドで消防士をしているが、本業はドラッグディーラー。
高校時代エイミーと恋に落ちるが破局。
今もなおジョンとエイミーの関係についてある疑いが・・・。

エイミー
エイミー

地元の大学を卒業して、現在地方検事補で、地方検事と付き合っている。
高校時代一時ヴィンセントと付き合い、その後ジョンと一度きりの関係を持ってしまう。
その関係のいきさつとは・・・。

ジョン
ジョン

映画監督。ヴィンセントとはタイプが違うものの腐れ縁。
ヴィンセントにエイミーとの関係を問い詰められ、その事実を告白する。
そしてその内容は録音されており、困惑する。その内容とは・・・。