『戦場のピアニスト』 (2002/ポーランド=仏=独=英)

★★★★★

監督:ロマン・ボランスキー
出演:エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/フランク・フィンレイ/

モーリーン・リップマン 他

【STORY】
1940年、ナチス・ドイツがポーランドへ侵攻した翌年、ユダヤ系ポーランド人で、ピアニストとして活躍していたウワディク・シュピルマンは、家族と共にゲットーへ移住する。ゲットー内のカフェでピアニストそしてわずかな生活費を稼ぐも、42年にはシュピルマン一家を含む大勢のユダヤ人が収容所へ送られた。だが運命の悪戯か、ウワディク一人が収容所へ連れられる人々の列から外れ、収容所送りを逃れることができた。しかし彼にも、生きても捕まっても地獄の日々が始まる…。

<感想>

今回は以前に観た、『ライフ・イズ・ビューティフル』が良かったので、同じ時代の設定で描かれた、『戦場のピアニスト』を観てみた。

戦前、天才ピアニストとして名を馳せた一人の男が、戦争という時代を、どう生き抜いていったかというもの。

戦争が始まると、彼と家族はもちろんユダヤ人全員、強制的に住むところを変えられ、やがては収容所へ強制連行される。

しかし彼ひとり、知り合いの警官の手によって、収容所送りは免れるが、それからの彼は、生きるために死に物狂いの生活が・・・。

実際の人物の自伝を描いたものなので、ストーリーは淡々と、進んでいく感じで、それなりに感動もするのだが、“おすぎ”が言っていたような、人生で最高の映画に出会えた!!

というまでにはいかなかった。。。

最後の方に交わされる、彼とドイツ人とのやり取りは、良かったが。

のぼう的には、『ライフ・イズビューティフル』の、創られた作品のほうが、感動もしたし、感銘も受けた。

これはのぼう自身が戦争を体験したことのない世代で、現実味に欠けるという点も影響しているのでしょうか?