『蛇拳』 (1978/香港)

★★★★★★★

監督:ユエン・ウーピン
出演:ジャッキー・チェン/ユエン・シャオティエン/ウォン・チェンリー 他

【STORY】
大勢の人間に囲まれていた老人を助けて自分の部屋に泊めてやった心やさしい青年・簡福。彼は、とある道場に拾われ住み込みで働いているのだが、道場は弱みにつけこみ、門下生集めのためのやられ役として、彼を酷い目にあわせていた。事情を知った老人は、蛇拳という拳法を簡福の護身のために伝授する。何も知らない簡福だったが、実は蛇拳は鷹爪拳という拳法の一派と100年の長きにわたり対立を繰り返していた。決して蛇拳の型を人に見せてはならないと言う老人。しかし、道場の他流試合で支配人が危機に陥り、簡福はやむなく蛇拳を使い、鷹爪拳の一門に老人の所在がばれてしまう。簡福は、すでにその弱点を見切られている蛇拳を補強するため、猫の動きを加えた独自の型を生み出す…。

<感想>

特に最近観たいなという映画が無い・・・。無理やり観てもつまらないものが多い・・・。寂しい限りだ。。。

そんな状態なもんで、ふと昔懐かしのジャッキー映画が観たくなった(^^♪

いや~やっぱこの頃のジャッキー映画はいいですね!!特に“~拳”とかついてるのは!

ストーリー展開的には初めは弱かったジャッキーが修行をすることによって強くなる。

そして、最終あだ討ちなどの理由でボスとの戦いがあるって単純明快な内容なんだけど、この単純明快なストーリーが安心して楽しめるし、何度も観たいなぁと思えるところなんだろうな。

日本の時代劇にも同じような単純明快さがあるので、好まれる理由なんだろう。

この『蛇拳』もまさにその流れで、初めはよわっちいジャッキーが修行をし、強くなっていく。

この修行風景もジャッキー作品の楽しみの一つで、毎回かっこい修行を見せてくれる!

子供のころは必ずジャッキー映画を観終わった後は、自分もまねして修行したもんだ!

たぶん大部分の男子はやっていたのではないかなぁ?そして翌日はカンフーごっごをしたり(^^♪

今回の敵は鷹爪拳を操る男で、蛇拳とは100年来対立関係にある。

蛇拳を操るものを皆殺しすることを目的に、蛇拳の使い手が次々と殺されていき、残るはジャッキーの師匠であるじいさんとジャッキーだけに・・・。

ジャッキーは蛇拳にプラスαの拳を編み出すのだが、ヒントとなるのがネコと蛇との戦い。

この戦いがまた見所で、ネコが凄い動きを見せてくれる!!

そして見事敵を倒すことに成功するのだが、これがかっこいいのだ!!

何もない場所でひたすらカンフーだけの映像。シュッシュッ!カンカン!!

っと拳を繰り出す音、拳が交わる音がまた興奮させてくれ、ついつい熱くなってしまう!!

今回は『蛇拳』の紹介をしたけど、今後も“~拳”とつくような作品を紹介していこうかなぁ。