『サブウェイ123』 (2009/米)
★★★★★
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン/ジョン・トラボルタ/ルイス・ガスマン/
マイケル・リスポリ/ジェームズ・ガンドルフィーニ/ジョン・タートゥーロ 他
【STORY】
ニューヨーク地下鉄。1時23分列車がハイジャックされた。ライダーと名乗る男の要求は1000万ドル、身代金を用意するのはニューヨーク市長、人質は19名、残された時間は59分間。さらに、交渉相手にはただの地下鉄職員ガーバーを指名…。犯人が仕組んだ完璧なシナリオ通りに「事件」が動き始めるが―――!?
<感想>
まあ普通かなぁって感じの映画。
犯罪者との交渉のやりとりを楽しむって内容で、いわゆる交渉人と呼ばれる交渉のプロ対犯罪者という構図ではない。
偶然犯人からの無線を取った、いち地下鉄の職員が犯罪者と交渉していくってのが他とは違うのかもしれないが、ただそれだけだ。
それにあまりにもこの地下鉄職員がヒーローすぎて、ちょっとありえんなぁ~と冷めてしまったりする…。
いったい警察は何をやっているんだ!というお粗末さ。
映画の盛り上がりもいまひとつな感じで、いっぺん観たらもうええか!って気分だ。
犯行の動機がマネーゲームで儲けるためのもので、その動機からして全く興味のないことなので、あまり映画に集中することができない…。
そして見せ場の交渉が交渉と言ってもただたわいもないようなことを話している
だけで、あまり緊迫感も伝わってこない。
ただ非常に分かりやすい映画で、最初から最後まで困惑することなく観れるという意味では普通レベルの娯楽映画だろうなぁという感想です。