『グラディエーター』 (2000/米)

★★★★

監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ/ホアキン・フェニックス/コニー・ニールセン/

オリヴァー・リード 他

【STORY】
アウレリウス皇帝は、次期皇帝をマキシマス将軍(ラッセル・クロウ)に譲り、ローマを共和制に戻そうと考えていた。しかし、野心家の息子コモドゥス(ホアキン・フェニックス)によって阻止される。新皇帝となったコモドゥスは、マキシマスをひそかに処刑しようとするが、マキシマスは間一髪で処刑を逃れ、故郷へ。しかし彼が目にしたのは、無残に焼かれた彼の土地と、愛する妻子の死骸だった。 彼は、奴隷商人プロキシモに売られ、剣闘士として闘うことを強いられる。彼の見事な闘い振りは、観衆を魅了し他の剣闘士たちの尊敬をも集める。やがて、プロキシモとともに再びローマへと戻る機会が巡ってくる。コモドゥスへの復讐の想いを燃やしながら・・・。

<感想>

第73回アカデミー賞の映画。

ローマ五賢帝時代の最後、マルクス=アウレリウス直後のローマを描いた、壮大なスペクタクル巨編。

ちなみに、五賢帝とは、ネルファ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス=ピウス、マルクス=アウレリウスの5人の皇帝を言います。

高校時代、浪人時代に勉強した世界史を思い出したりして。。。

この映画の悪役、コモドゥスは実在の人物で、自ら剣闘士としてコロシアムに出場したのは本当だが、父を殺して皇帝になったわけでも、コロシアムで殺されたわけでもない。

という史実も覚えておきましょう(^^♪

さて、本編ですが、CGにより復元させたコロシアムは圧巻です。

ただ、ストーリー的には無難ってとこでしょうか。

妻子を殺された元将軍が、復讐をするというもの。

闘いの場面はめまぐるしく移り変わるカメラワークに酔ったりして。。。

そして、コモドゥスのシスコンぶりにはちょっと気持ち悪かったり・・・。

とまぁ、そんな感じでしょうか。コロシアム・景色など、大きさ・美しさを見せる、撮影は良かったと思います。