『クライマーズ・ハイ』 (2008/日)

★★★★★★

監督:原田眞人
出演: 堤真一/堺雅人/山崎努/尾野真千子/高嶋政宏/遠藤憲一/

田口トモロヲ/堀部圭亮 他

【STORY】
1985年の夏。北関東新聞社に、ある日、想像もしなかった大ニュースが飛び込んでくる。それは、群馬県御巣鷹山に旅客機が墜落、死者520人の大惨事が起こったというものだった。この大事故の全権デスクに任命されたのは、遊軍記者の悠木和雅。プレッシャーに押し潰されそうになりながらも、悠木はおのれの信念を貫き通す。そんななか、販売部にいる同僚にして親友の安西が、突然倒れたとの知らせが届き…。

<感想>

あの日航機墜落に直面した、地元新聞社の1週間を描いた作品。

初めちょっと勘違いをしていて、原作を読むまで、日航機墜落をメインに扱っている作品かと思っていたけど、そうではなく新聞社の方にスポットライトが当てられている内容だった。

そして原作を読んだ感想はイマイチだった…。

とは言うものの、もともと映画を観たいと思っていたので、今回原作ではあまり手応えを感じなかったけど、あまり期待せずに観てみた。

映画の方はまあまあ良い出来で、2時間半という長めの作品だったけど、気持ち途切れず最後まで観れた。

原作よりもシェイプアップしたり、ストーリーを少し変えることによって、ダラダラした感じはなくなり良かったと思う。

全権デスクを任された者の公私を交えてのストーリーがうまく描かれていた。

未曾有の大事故に対して、報道する側の新聞社。

いち早く何処よりも早く報道したいという欲と実際に報道できるネタなのかの見極めなど、読む側からは分からない書く側の苦悩、社内でのいざこざなどが描かれていた。

それはそれでいいとは思うがやはり扱っているネタが日航機墜落の事故だったので、のぼう的には焦点を日航機の方に当てられている作品を観たかったかなという感想でした。