『機動戦士ガンダムⅢ』 (1982/日)
★★★★★★★★
監督:富野喜幸
出演:古谷徹(アムロ)/鈴置洋孝(ブライト)/古川登志夫(カイ)/鈴木清信(ハヤト)/
白石冬美(ミライ)/井上真樹夫(スレッガー)/井上瑤(セイラ)/鵜飼るみ子(フラウ)/
池田秀一(シャア)/潘恵子(ララァ)/藤本譲(デギン)/小山茉美(キシリア) 他
【STORY】
「めぐりあい宇宙編」というサブタイトルの付いたこの作品の中で、アムロはララァというニュータイプの女性と運命的なめぐりあいを果たす。それは、ララァにとっては遅すぎた、アムロにとっては突然すぎためぐりあい。シャアを愛するララァは、ガンダムの攻撃からシャアを守ろうとして命を落とし、アムロは取り返しの付かないことをしてしまった自分に愕然とする。本来であれば人類を革新へと導くはずのニュータイプ能力も、戦争の渦中にあっては人戦うための能力に過ぎなかったのだ。連邦とジオンの最終決戦の火蓋が切って落とされる中、アムロは戦いの果てになにを見出すのか?そして、宿敵シャアとの戦いに決着はつくのか?
<感想>
いよいよクライマックスの三作品目。これはTV版の第31話後半ー最終話までのエピソードを再編集したもの。
う~んホントこれはいいですね。最後うれしいんだが、何だか悲しくもなりそうな、何ともいえない物語。
連邦軍とジオン軍の闘いもひとまず終決を迎えるわけだが、一口に連邦が勝ってよかった、ジオンが負けたというレベルを超えた闘いだった。全編通してやっぱすばらしい作品ですよ、ガンダムは!
いつ観てもやっぱシャアの生き様はカッコいいと思うね!あの声にもやられちゃうし。。。
この作品のクライマックス、アバオアクーでのジオングとガンダムの闘い、そしてモビルスーツを降り、生身の状態で闘う、シャアとアムロ。。。
さらにはアムロとララァのニュータイプのすさまじい闘い。どれも名シーンばかりですが、あのビグザムはちょっと嫌いだった。プラモもビグザムはあっても買わなかったし。
物語でも言っていたが、あんな奴が量産されれば、もう闘いにならないぐらいとんでもない力の差。
そのビグザムに対し、決死の覚悟で闘ったスレッガー、始めはきざな奴かと思っていたが、あの死に様はかっこよかったなぁ~。。。
っとこの作品はやはりガンダム3部作の中でも名シーンが目白押しの作品だが、この三作品目だけ観ても、何が何だか?って感じになるだろうし、やっぱ三作品あって始めてガンダムなんだよね!
ガンダムには様々な名セリフも登場し、その後出るゲームにそのセリフが使われていたりと、そのセリフを聞くたび、あ~あったあったと懐かしむことが出来たしね~。
このガンダムの後も“Z”、“ZZ”・・・とそして今もなにやら分けの分からんガンダムもやっているが、ガンダムはこの作品だけで十分だろう!強いてあげれば“Z”までか!!