『キング・コング』 (1933/米)
★★★★★★★★
監督:メリアン・C.クーパー/アーネスト・B.シュードザック
出演:フェイ・レイ/ロバート・アームストロング/ブルース・キャボット 他
【STORY】
南海の孤島にやってきた映画製作者一行は、原住民から神と崇められる巨猿コングを捕獲し、見世物としてニューヨークへ運んでくる。しかしカメラのフラッシュに驚いたコングは大暴れの末に、愛する美女アンをその手につかんでエンパイアステートビルの屋上に登る。
<感想>
予想以上にピーター・ジャクソンの『キング・コング』が面白かったので、彼が影響を受け、監督を目指し、そしてリメイクを作るにいたった、1933年版の『キング・コング』を観てみた。
一度は観たことあるような気もするが、はっきりとは覚えていなかったこの作品。
どうしても2005年版の映像のすごさを先に観てしまっているので、ちゃちっぽい感じも受けるが、いや!待てよ!この作品は70年以上前のものだということを考えた際、ものすごいことなんだと気づく!
今はCG処理で美しく仕上げることができるが、当時はもちろんない。
そんな時代にこれが完成したということは、当時リアルタイムでこの作品と出会っていたとするならば、感動したに違いない!
動きはカクカクとして変なところもあるけど、それでもすばらしいなぁ~と言える技術だと思う。
ただコングの表情がどうしてもぱっとしないのが今観ると、残念な部分ではあるが・・・。
ストーリーの内容はほぼ2005年版と同じ、というかピーター・ジャクソンが忠実なリメイクをしたということ。
時間的には100分ほどの作品なんで、2005年版よりずっと短く、気合入れずに観れるのがいい(^^♪
改めて今回リメイク作が出たということで、見比べてみたわけですが、それぞれ味のある作品で、両方とも楽しめる良い映画でした。
ついでに76年のリメイク作も見比べてみようかな・・・。