『感染列島』 (2009/日)

★★★★★★

監督:瀬々敬久
出演:妻夫木聡/檀れい/国仲涼子/田中裕二/池脇千鶴/カンニング竹山/佐藤浩市/藤竜也 他

【STORY】
市立病院の救命救急医・松岡剛のもとに、ある日、1人の急患が運ばれてきた。高熱やけいれん、多臓器不全など、患者は新型インフルエンザに似た症状を呈していたが、ワクチンが効かず、死亡してしまう。やがて同僚の医師やほかの患者にも感染が広がり、院内はパニックに陥ってしまう。そんななか、WHOからメディカル・オフィサーの小林栄子が派遣されてきた。2人は事態の収拾と調査に乗り出すものの、感染は日本全国に広がってしまい…。

<感想>

パニック系の映画で、現実にも最近新型の豚インフルエンザが流行ったりしたこともあり、身近にウィルスの恐怖を感じることもあってか、なかなか面白い作品でした。

恐ろしい新型のウィルスが日本中に広がり、次々と感染者が、そしてそれに比例して死者が増えていくという状況を描いたものである。

豚インフルエンザはこの映画のように、かかれば死に直結するという状況ではなかった。

何かの病気と混ざることによっては、死に至るというものだったが、この作品のウィルスは違う!

死に至るまでの確率と早さは尋常ではない!

こんな状況になればまさにパニック状態になるだろうなぁと、容易に想像することができる。

ウィルスの驚異にパニックする人々。それに対して医者達は対処しなければならない。

果たしてウィルスの根元は何なのか?治療とその原因究明に走りまわる医師達。

現実にも起こり得る話で、画面から恐怖感もしっかり伝わってくるので、ドキドキする作品だった。

話のメインではないものの、過去に別れた恋人と再開し、また恋が始まりみたいな展開はいらない部分だったかな。

まっ原作でもその部分はど~でもいいか~と思ってたとこだし仕方ないか…。

そこの部分をもっとウィルスのことに使ってもらった方が良い作品になったのになぁ。