『合衆国壊滅/M10.5』 (2004/米)

★★★★★★★

監督:ジョン・ラフィア
出演:キム・デラニー/ボー・ブリッジス/フレッド・ウォード/

イヴェッティ・ジャクソン/デイビッド・キュービット 他

【STORY】
シアトルで発生した地震がM(マグニチュード)7.9を記録!しかしその後、北カリフォルニアでM8.4、サンフランシスコでM9.2、そしてサンアンドレアス断層で遂にM10.5に!人類史上かつてない<連鎖地震>の被害を最小限に食い止めようと奔走するFEMA(緊急事態管理局)!しかし地球の脅威はそんな人間たちをあざ笑うがごとく、莫大なエネルギーを放出していく!そして人類に残された最後の賭けとは?遂にカリフォルニアが太平洋に沈んでいく・・・!!

<感想>

またしても、パニック映画を観てしまいました^_^;今度は今まで人類が経験したことのない、地震!!

この作品、映画ではなく、TV版ドラマを編集したんだろうなぁ~と思う箇所がチラホラ。

所々、場面場面が、“プツッ”と切れてしまっている。。。そして、2部構成になっている!

確かに、3時間近くの映画なんで、長いんですが、『え?こんな所でエンディングロール?』と思ってしまう。

とまぁ、構成自体はひどく安っぽい仕上げだし、映像は結構頑張ってるとは思うけど、合成っぽい感じがすごく出ていたので、ちょっとマイナスだけど、内容は結構好きだった!!

パニック映画にありがちな、家族愛に重点を絞った映画には仕上げていない。

そりゃぁ~やはり、災害時における家族愛は表現しているが、この映画はそれ以上にメインなものがある。

とにかく、“自然の恐怖”である。ある意味、自然の恐怖には人間はかなわない!

どんなに科学が進歩し、人間が自然にはむかって行動しても、自然にはかなわない。

予想をはるかにしのぐ、太刀打ちできない地震。そんなものがくればひとたまりも無い!!

しかし、それに対して、最小限に被害をとどめようとする人間たち。そのときどう決断するか!!

そんな感じのことがうま~くミックスされ、物語は進んでいく。

3時間近くの作品であるが、それほど長いと感じさせない。

(それはうまいタイミングで地震を3度起こしているからという見方もできるんだけどね・・・)

しかし、もしこんなことが実際起こったらと考えただけで、恐ろしくなる(-_-;)

改めて、災害の恐ろしさ、悲しさを確認できる作品だと思う。いや~ホント怖い・・・。