『カンフーハッスル』 (2004/中)

★★★★★★★

監督・出演:チャウ・シンチー
出演:ユン・チウ/ユン・ワー/ドン・ジーホウ/シン・ユー/チウ・チーリン/

ブルース・リャン 他

【STORY】
チンピラのシンは、街を牛耳るギャング団、斧頭会に入ることを目標に、カツアゲに精を出している。シンが、貧民街のアパート、豚小屋砦で悶着を起こしていると、そこへ斧頭会がやってくるが、カンフーを極めた住民があっさり撃退してしまった。斧頭会は報復のため刺客を放つが、平和を守ろうとする最強の家主夫婦に倒される。斧頭会はシンを仲間に引き入れ、狂気の殺し屋と呼ばれる達人を招く。家主夫婦と達人の壮絶な闘いを前にしたシンは、自分の中で、何かが目覚めるのを感じていく…。

<感想>

さてさて、超話題となった『少林サッカー』から2年、今度はカンフーでありえね~~~!!

はい、というわけで、『カンフーハッスル』紹介。まぁ、安心して観れるというか、期待は裏切ってない作品です!とにかくありえね~(^^♪

ただ、前作『少林サッカー』に比べると、若干インパクトが弱いかな。

とっても楽しい作品なんですが、前作の印象が強すぎるせいか、若干物足りなさもあります。

主役のはずの彼、ほんとに活躍するのは最後の最後だけ。それまでは誰が主役でもいいって感じで、映画の核となる部分が弱かったのが惜しいですね。

そして、やはり題材が“カンフー”がありえないってとこが残念。

ありえないカンフーも面白いとは思うのですが、カンフーはやっぱ特殊技術なしの、役者のアクションを見せ場とする、正統派カンフー映画のほうがいいかも!

ブルース・リー、ジャッキー・チェンのように体張っての正統派カンフーです!

今回の『カンフーハッスル』、笑えればいいんでしょうが、見せ場のカンフーではやっぱ熱くなりたい!

ところが、特殊技術てんこ盛りのありえね~カンフーには、笑いはあれど、熱くなる部分がないですもんね。その点で、『少林サッカー』の方が面白かったと感じてしまいました。

でも決して悪い作品だとは思いませんが、どこか物足りなさを感じる作品ではあります。