『カオス』 (2005/米)

★★★★★★

監督:トニー・ギグリオ
出演: ジェイソン・ステイサム/ライアン・フィリップ/ウェズリー・スナイプス/ジャスティン・ワデル 他

【STORY】
アメリカはシアトルの銀行を強盗団が襲撃し、人質をとって立てこもった。強盗団のリーダーであるローレンツは、ベテラン刑事のコナーズを交渉人に指名。コナーズは謹慎処分中だったが、新米刑事デッカーとコンビを組み、現場に復帰する。やがてコナーズは、SWATと共に強行突破を試みるものの、乗り込んだ瞬間にビルが爆破され、犯人たちは混乱に紛れて逃亡する。だが、金庫からは何も盗まれた形跡がなく…。

<感想>

ジェイソン・ステイサムが好きだってのもあって、今回この作品を観てみたんですが、まあまあ普通に楽しめる映画でした。

今回の作品では、ジェイソン・ステイサムの魅力の一つである、格闘アクションや、ドライビングアクション、これらはほぼ封印されたような状態でしたが、それでもやっぱりかっこいいですね!

この作品は一応サスペンスものになるわけで、謎解き要素が強いわけですが、その中で話題になるのが、“カオス理論”と呼ばれるものです。

はっきり言って、どんな理論なのかまったく知りませんでした。

一応カオス理論とは、と調べてみたのですが、『カオス理論は、決定論的な動的システムの一部に見られる、予測できない複雑かつ、不規則な様子を示す現象を扱う理論である。』(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

とまあ難しい言葉で書かれておりまして、さらにわけがわからなくなったりしたのですが、あまり気にすることなく、観た方がいいのかもしれませんね。

そんなことは分からなくても、内容的にはそれなりに楽しめると思うし、物語のウエイト的にもこのカオス理論がそう関わっていないのでは?とも思える。

要するに、ある時のある行動、言動の中には、本来は違う意味合いも含まれているんだろう程度で、それが謎を解く際のヒントになるんだってことだけ。それは一般的なサスペンスも同じこと。

いかにも難しく“カオス理論”なんて掲げる必要はないような気がしたね~。。。

最後の最後にどんでん返しを持ってきたりと、サスペンス映画として、十分楽しめる内容だが、めっちゃ面白いって内容でもないのは目新しさもないからだろうか?

実際犯行に至る動機づけも弱いのも原因しているのかもしれない。