『犬神家の一族』 (2006/日)

★★★★★★

監督:市川崑
出演:石坂浩二/松嶋菜々子/尾上菊之助/富司純子/松坂慶子/萬田久子/奥菜恵 他

【STORY】
信州の大富豪・犬神佐兵衛が、この世を去った。やがて佐兵衛の血縁者や関係者たちが集められ、遺言状が公開される。そこには、佐兵衛の3人の孫の誰かとの結婚を条件に、全財産を佐兵衛の恩人の孫娘・野々宮珠世に譲渡すると記されてあった。やがて、遺産を譲り受けた珠世をめぐって、3人の孫たちが珠世の争奪戦を開始。ついに、殺人事件に至ってしまう。その解決のため、名探偵・金田一耕助が捜査に乗り出し…。

<感想>

横溝正史原作の映画の中でも『八つ墓村』と並んで有名な作品で、今回はリメイク作を観た。

学生の頃、生活圏内の古本屋という古本屋を歩き回り、また出先でも古本屋を発見すれば、自分が持っていない横溝正史の本は売っていないか探し回った末、ほぼ全巻手に入れ読破した、横溝正史ファンであるのぼう。

『犬神家の一族』は本はもちろん、映画も何度も観て知っているので、目新しくはなく、今回の作品には、どんな作品かを楽しみにして観たというわけではないので、まぁこんなものかという程度の感想しかないが、そこそこ楽しむことは出来た。

金田一を演じる役者の中では、石坂浩二が一番好きなので、そういう意味では良かったなぁとは思う。

作品の雰囲気はどこか古臭い感じに仕上がっていたが、あえてリメイクしたのはなぜ?

という疑問点は消えず、やっぱり昔の作品の方が良かったよなぁ~という感想。