『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』 (2008/米)
★★★★★★★
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード/ケイト・ブランシェット/カレン・アレン/
レイ・ウィンストン/ジョン・ハート 他
【STORY】
東西冷戦時代の1957年。アメリカ国内の米軍基地を、女KGBスパイ・スパルコの率いるソ蓮軍が襲撃した。スパルコはインディを捕獲し、不思議な力を秘めたクリスタル・スカルの捜索を強要する。そこから危うく逃れたインディの前に、今度はマットという謎の若者が出現。マットの話によると、クリスタル・スカルを追っていたインディの旧友・オクスリー教授に危機が迫っているのだという。クリスタル・スカルの謎を解くため、インディとマットはペルーに飛ぶのだが…。
<感想>
インディ・ジョーンズシリーズの最新作。前作の『最後の聖戦』から19年。
待ちに待っていたというか、続編を作ると聞いてからはやっぱりどうしても気になる存在!
期待しながらも今までの作品が素晴らしいだけに、どうしようもない作品だったらどうしようという不安も拭いきれなかった。
さて、色々な想いを抱きながら観てみたわけだが、いざお決まりの音楽を聞くと、やっぱり興奮して来る!
これはもう頭で考えるとかではなく、体が勝手に反応するって状態に近いものがあるねぇ。
ただ出来映えはどうかと言うと、このシリーズの中では一番悪いなぁという出来。
シリーズの出来が良すぎるだけに比べてしまうのは酷だけど、やっぱり見劣りしてしまった。
今までのようにずっとハラハラドキドキという状況にはならなかった。
場面場面だけで見ると、ハラハラドキドキする部分はあるんだけど、それが全編通してのものになっているかと言えばそうではない…。
単発的なものなので、作品全体ではちょっと物足りないという結果になってしまった。
ストーリーの展開も今までのようなワクワク感は少なかったのも残念だった。
これまでのインディシリーズとのつながりを表現したりしている部分は、ニンマリしてしまうところもあるが、そういう同窓会的なものがあるがために、余計この作品自体が薄くなってしまったのかなぁ。
そしてラスト、はっきり言ってのぼうの一番嫌いな部類のネタに持って行ってしまったのも残念だったなぁ。
考古学からは離れてしまったもんなぁ…。
とは言え、インディ作品の雰囲気は十分楽しめるし、まぁ良しとしようや!