『いま、会いにゆきます』 (2004/日)

★★★★★★★★★

監督:土井裕泰
出演:竹内結子/中村獅童/武井証/浅利陽介/平岡祐太/YOU/

松尾スズキ/小日向文世 他

【STORY】
雨の季節になったら、ママは必ず戻ってくる。小学一年生の佑司は、一年前に病気で死んだ母・澪が残した言葉を固く信じていた。父の巧も、有り得ないことだとわかっていながら、つい空模様が気になってしまう。そして、梅雨に入ると、本当に澪が姿を現す。ただし、彼女は一切の記憶を失っていた。家族のことはおろか、自分が死んでしまったという事実も。その日から3人の新しい生活が始まる。澪に請われるまま、巧は高校時代に遡る2人の出会いを語ってきかせるのだった…。

<感想>

これですこれ!っと、『海猫』の感想と同じ書き出しで始まりましたが、結果は大違い(^^♪最近好きなものも増えてきた邦画、それを代表する作品。

こういう作品を観ると邦画もいいなぁ~っと思ってしまうんです。またいいものに出会おうとするんです!

とてもとっても感動します(ToT)感動系に弱いのぼうはすぐ泣いちゃいます・・・。

常識では考えられないこと、ファンタジーっぽい奇跡のようなお話なんですが、でもそれが単なる奇跡のアンビリーバボーな不思議な話って思わない、思えないお話で、物語の最初から最後まで2時間、とっても優しい気持ちになれ、ほんわかと過ごせます。

どの場面も本当に優しさに包まれており、ついつい涙がじんわりと湧き出る感じ。

この子供がすっごく素直で、いい子なんです!いい味を出してるんです!

またこの二人の出会いからのストーリーが巧の側から話されるのですが、何ともいえないもどかしさというか、ぎこちない二人の関係がすごくピュアで素敵です。

最後に今度は澪の側からの二人のストーリーが語られ、あ~そうやったんかいなぁ~!え~!というかあちゃ~というか、この部分でもまた感動してしまうわけです!こんな“愛”っていいよなぁ~と。

ほんとにすばらしい、夫婦愛・親子愛・家族愛の“愛”をテーマにしたいい作品です。

そして、絶対見逃さないで欲しいのは、エンドロールに流れる、このお話の大事な部分でもある、澪が祐司に残した絵本の内容!

これがまた最後に一段と感動を与えてくれます!

実際この絵本は売ってるようなんですが、とっても欲しくなる絵本です!

いや~映画って本当にいいもんですね!(水野晴郎風に・・・)