『アース』 (2007/独=英)

★★★★★★

監督:アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド

【STORY】  

約50億年前。巨大小惑星の衝突により、地球の地軸が太陽に対して23.5度ほど傾いた。このときに生じた地軸の傾きは寒暖と気候の変化を生み、壮大な景観を作り出す一方、地球に息づく生命にとっても好ましい状況を作り出した。環境に応じて進化を続ける生命は、太陽からエネルギーを得るため、途方もない長旅に出掛けていく…。

<感想>

この手の作品としてはかなり好評価できる内容だった。

 

同じような作風の『ディープ・ブルー』や『WATARIDORI』は途中眠くて眠くてたまらない状態だったけど、この作品は眠さは感じなかった。

 

作品のメッセージもしっかりしたものがあり、人間の無秩序な行動は慎み、自然と共存していくために、我々ができることは何か?

 

そして今ならまだ間に合うんだ!という危機感を持たなければいけないといったことが伝わってきた。

 

更には映像の凄さ、素晴らしさも秀でており、雄大さ過酷さなど、様々な自然を感じることができ良かった。

 

そこで生きる動物達の生きるがための行動、生態系をも感じることもできた。

 

いかに自然界で生きていくことが大変かということ、そして更に輪をかけて地球温暖化による自然界の変化で、より一層生きていくことが難しくなってきているということ。

 

ただやはりドキュメントものは映画としてわざわざ観なくても、例えばBSの放送で見たのでもいいかなぁと思わざるを得ない。

 

映画ほど1本にかける金が少なくなり、ここまで良いものは出来ないかもしれないけど…。