『アドレナリン』 (2006/米=英)

★★★★★★

監督:ネヴェルダイン/テイラー
出演:ジェイソン・ステイサム/エイミー・スマート/

ホセ・パブロ・カンティーロ/エフレン・ラミレッツ 他

【STORY】
凄腕スナイパーのシェブは、ロサンゼルス最大のマフィアに雇われていた。そんなある朝、シェブは宿敵・ヴェローナからのメッセージに気づく。それは『眠っている間にある毒を盛った。お前はあと1時間しか生きられない』というものだった。慌てて医者に相談したところ、『体内にアドレナリンを出し続ければ、毒の作用を止められる』と告げられる。興奮することを余儀なくされたシェブは、恋人のイヴも標的になっていることを知る。シェブはすぐに、イヴのもとへ駆けつけるのだが…。

<感想>

“体内のアドレナリンを出し続けなければ死んでしまう”という毒を盛られた主人公が、その復讐と、解毒薬を求めて暴れまわるというノンストップムービー!!

聞こえは良いが、映画そのものは本当におバカなB級映画そのものといった感じだ。

ただくだらない映画かと言うと、これがどうしてなかなか観ている間は結構面白いのである!!

しかし、内容が内容だけに後に残る映画とはまったくかけ離れた存在でもある。

もともとそんなことは気にせず作られているであろうし、その場だけでも楽しめたなら、この手の映画としては上出来なんじゃあないだろうか?

主人公のジェイソン・ステイサム、のぼうは大好きな俳優さんなんだけど、今回もカッコよかった!

彼の行動は、もうとにかく無茶苦茶である!こんなやつが本当に現れたらえらい事である!

まったく周囲はお構いなしで、ただひたすら自分のために大暴れ!

一般人、病人なんかくそ食らえといった感じで、コイツに関わったが最後、生きているだけでも儲けもの!

といった感じにどんどんどんどん無茶苦茶していくってだけの映画。

半ケツまで出して頑張ったジェイソン!お見事でした!!

何だか理屈ばっかりこねくり回した映画や、言わんとする事がはっきり分からない映画と比べたら、何にも内容もないが、単純に観ている間は楽しめるこの映画の方がずっとすばらしいね!