契約まで その2
契約まで その2では、
各社に伝えた希望間取りから、各社のプランと見積り、
そして最終契約に至った経緯と、その決め手について紹介していきます。
H18.11.23(木) 『へーベルハウス』見学会/プラン打ち合わせ
住宅展示場に相談に行った日に、突然見学会にも参加することになったわけだが、まぁモデルハウスではなく、実際『へーベルハウス』で建てた方のおうちを拝見できるということで、参加して損はないかなと思い、楽しみにしていたのでもありました。
そして、ちょっと確認するうえでも、実際建てた方の家を見てみたいなぁと思い始めてもいたのです。
というのも先日の希望間取り打ち合わせの際にもらった、カタログをその後見ていたのですが、これがまたえらいことで、どうしよう・・・?って程選びたいと思える商品がない・・・。
時間的にももらってからまだ1週間足らずで、隅から隅まで完全に見たわけではないけど、『へーベルハウス』で家を建てることにすると、このカタログから大体決めることになるはずである。
そうなった場合のことを考えると、あ~これもいいね~あれもいいね~と選べない・・・。これはちょっとやばい。
カタログから選択できなければオプションで選ばなきゃいけない。そうすると、さらにお金がかかってしまう。そうでなくても『へーベルハウス』は高いのに!!
ということもあって、実際に建てた方の内装部分に興味があったので、参考にしたいなぁ~と思った。
さて、実際に見学に行ったのは、
①まだ建てる前の鉄骨や外壁部分が出来上がった状態だけの物件、
②築26年の『へーベルハウス』を最近プチリフォームした物件、
③新築して1年半経つ物件の3物件。
①では基礎の強さや躯体、また実際に外壁を火に燃やした際、他の外壁材と比べてどうかという実験など、なるほど改めて構造などの強さ、外壁の凄さは勉強になり、地震も火事も心配ないなぁという感想。
次に②だけど、これは築年数が経ってもこれだけ大丈夫!というのを見せたいのだろうなぁという物件。 見た目はやはりどうしても古びた感じはするが、確かにしっかりとした感じはそのままで、 まさにロングライフ住宅という印象を受けた。しかし若夫婦が2階に住むために行なったプチリフォームだが、どうもパッとしなかった・・・。もちろんもともとある1階部分も当時にすれば洒落た作りだろうが、ん~…。まぁリフォームしたとは言え築26年の物件だし、こんなものなのかなぁと、感動的なものはなかった。周りの人たちはまだ色々見て回っていたが、どっちかというと早く次に行きたいという感じ・・・。
最後に③だけど、これは築1年半というだけあって、外見はこれだよへーベル!という印象。ただ中に入って思ったのは、これは本当に築1年半の家か?と感じた。間取りも良くないし(住んでいらっしゃる方には申し訳ないが)、設備などもどれも古臭い感じ。建て主さんの話では、ほとんど当時の営業さんにお任せして出来上がったようだが、このプランの提案では絶対「はい」とは言えんだろうなぁとちょっと悲しくなった。まだこれなら築26年のおうちの方が新しいように思える!カタログを見た際に感じたどれも選べね~よなぁといった設備が並んでいる…。しかし、そこは趣味の問題でもあるので、あくまで自分が選ぶなら選ばないだろうなぁ~といったもの。
という3物件を見学したわけだが、一番良かったのは①の物件で、建物の完成度は高いなという結論に。
あとの2物件は実際に住む者の好みなどにより良し悪しは分かれるだろうが、あまりパッとしなかった。
もう少し期待していただけに、ちょっと疲れてしまった見学会だった・・・。
しかしまぁ、建て主さんからの生の声を聞けるのは良いかな。
(メーカーの圧力もかかっていそうだが・・・)
さて、見学会が終わったあとは、いよいよ自分の家の初となるプラン書提案をもらうわけだ!楽しみだ!
その前に、お昼ご飯がまだだったのだけど、軽食でサンドイッチセットを頂いた。おぉ!太っ腹~!
さてさていよいよ拝見となるわけですが、見た瞬間、“何じゃこれ???”
のぼう作の間取りプランも渡し、詳細な部屋の役割構成まで伝えたはずなのに、全くと言っていいほど、希望が反映されていない!!!
プラン書をしげしげと見ている間も、設計士はPCを使って、光のシュミレーションやら、風の抜け具合、各季節の部屋の状況など、ご丁寧に説明してくれていたが、それどころではない!
このプランでいくら説明受けても絶対納得できへんし、説明聞いても時間の無駄だとも思っていた。
気になったところといえば、そのソフトが欲しいなぁ~と思ったぐらいか。。。
しばらくしてから何かこうした方がいいと思うところはありますか?と聞いてきたので、順番に気に入らないところを挙げていって、今日一日がどっと疲れたのでそろそろ帰ることに。
まだ話たそうだったが、来客もあるし、ひとまず次回の打ち合わせ日取りをH18.11.26(日)に決定し、その日に、改正プランと見積もりも含めた打ち合わせをするという内容で帰宅。
あ~しかしちょっとショックがでかい。なんというプランだと思ってしまった。
その時もらった図面。(2パターンの提示)
-パターン①<左から1階・2階・3階>-
【1階部分】
仏壇を守っていくという観点で、1階部分は和室とし、実家との共有スペースといった感じで考えていたのが、この図面ではいきなりプライベートスペースである、寝室と子供部屋が1階に来ている。実家と行き来できるための勝手口もない。
→ 我が家の使い方としては考えていないもの。
【2階部分】
2階はLDK中心のプランとなっており、使い方としては我が家に沿ったプランのようであるが、和室の使い方が我が家に合っていない。一般的にはLDKと和室をつなげることによって、広がりを出すパターンもありだとは思うが・・・。
→ 我が家の和室の使い方とはマッチしないもの。
【3階部分】
我が家の希望のファミリーバルコニーは設けてあるが、基本的に3階に寝室・子供部屋という希望であり、シアタールームだけの3階は望んでいない。予算の関係か、3階建てプランからトップハットプランに。
→ 基本的に3階の使い方を分かっていないもの。
パターン①は予算の関係か、トップハットに変更されたプランである。概観は確かに遊び心があって面白いかもだが、内部の使い方がほとんどマッチしていない。総面積は130.39㎡(39.5坪)
→ 本当に希望を聞いていたのか疑うプラン。
-パターン②<左から1階・2階・3階>-
【1階部分】
希望通りの1階和室プランであるが、同じ階にプライベートスペースの寝室が・・・。
→ パターン①の時と同様、マッチしない。
【2階部分】
ひとまずはLDKとシアタールームの併設という、希望のプランのようにも見えるが、生活動線の点からはごみの一時置き場として使う、サービスバルコニーへ行くのに端から端まで歩くことに。
→ 希望とする部屋には近いが、納得できず。
【3階部分】
ファミリーバルコニーと子供部屋の3階プラン。子供部屋と親の寝室とは併設希望の点から、合わない。しかもこのパターンだと、1階に寝室、3階に子供部屋。家の中で一番離れた状態に設けている。
→ まったくだめである・・・。
パターン②は希望通りの3階建てのプランで出してきているが、それでも内部の構成はてんでバラバラ・・・。思いつかなかったプランでもいいものがあればいいが、あっこういう配置もいいかもね~と思えるところもない。総面積は129.15㎡(39.1坪)
→ パターン①と同様、納得できず。
今日の見学会、そして提案されたプランの内容、以前もらっていたカタログ内の商品の乏しさからも、この時点あたりから微妙に『へーベルハウス』でいいのだろうか?という気持ちが芽生えてきていた。
H18.11.26(日) 『へーベルハウス』プラン打ち合わせ(見積もり含む)
前回の打ち合わせの際、もらったプラン書の訂正案とその見積もりを含む打ち合わせをしました。
さて、見積もりももちろん気になるところではあるけど、何はともあれプランの練り直しにより、どこまでこちらが納得できるものを提示してくれるかが今日のポイントですが、さていかに!
ちなみに、前回の打ち合わせの結果からやはり以前のままの間取りプランニングでは、どうしても高額になってくると思い、自分なりに再度少し規模を縮小させた形で、プランニングしてみた。
前回のプランニングは、52.36坪(173.12㎡)のものだったが、いくらなんでも無茶だったかなぁと…。
そして考えてみたのが、44.82坪(148.20㎡)の間取りプランニング。
以前から考えるとだいぶシェイプアップした。各階の形状を統一したので、あまり面白みのない形状だが、コストダウンのことも考え、いくぶんか自分なりにも納得できてないようなところもあるんだけど、今回の打ち合わせに間に合わすため、突貫工事で考えてみたのが下の図面。(左から1階・2階・3階)
<1階部分>
二間の和室はあきらめ、その代わりにシアタールームを持ってくるように変更。和室の形状、納戸の位置ももっと考える必要あり…。
<2階部分>
LDKのみのプランニングに変更。キッチンスペースとベランダの配置をもっと考える必要あり…。
<3階部分>
基本的な構成は変えず、極力廊下スペースをなくし、寝室をシェイプアップさせた。
今回はこれを元に『へーベルハウス』が作ってきたプランニングと比較していこうと考えた。そして、実際提案されたプランは今回も2パターン。1つずつ紹介していきます。まず1つ目の提案。図面を先に見てもらうことにします。(左から1階・2階・3階)
<1階部分>
希望通りの1階部分に和室のパターンである。しかし、何なんですか!この納戸の大きさは!納戸は欲しいと言ったので、納戸があるのはいい。ただ、めちゃくちゃ無駄なスペースやん!明らかにこの設計者は、予算に気を使いすぎ。こっちが出せる金額だと、うちの会社の単価からは、この大きさが限界というのを出して、その枠の中に、できるだけ希望する部屋を入れた。ただそれだけ。設計をしたとはいえない内容。使う者の身に立ったプランは作ってないなと思う。
<2階部分>
1階部分でも言ったように、2階部分でも単なるはめ込みをしただけの事実がある。一見要望どおりLDKとシアタールーム。水周りをまとめ、生活動線を考えたように見えるが、よく見ると、洗濯機の部屋が!!!おいおい、これはどう説明すんねん。。。ランニングコストの面を考えても、洗濯水は風呂残り湯を使う方がいい。どこから取るねん。その点を指摘すると、風呂壁に穴を開けることもできますって回答が・・・。あかん・・・。めっちゃ適当や・・・。
<3階部分>
一応3階部分はまずまずの合格点。主寝室と子供部屋のパターンで、希望通り。ただ、子供部屋の収納量は少ない。この量では間違いなく、タンス類を置かねばいけない。そうすると、もともと5.2畳ずつの間取りだが、さらに狭くなることに・・・。
前回のプラン書でこれだけは直して欲しいと言った、3階のプライベートルームと1階の和室の件を考慮して、今回のプラン書になったと思われるが、まだまだいいね~と思える部分がない、首をひねるしかない図面。続いて2つ目の提案。これもまず図面を見てください。(左から1階・2階)
<1階部分>
和室とLDKのプラン。?と思ってみてみると、2階建てのプランでした。2階建てにするなら『へーベルハウス』でなくても、と思いながらも一応図面を見てみましたが、なぜか今までなかった勝手口が2つある・・・。勝手口は必要だとも言ったが、つけすぎである。。。
<2階部分>
2階部分に主寝室と子供部屋、シアタールームを配置。2階部分にはベランダが2つあるが、これも2つあるよりはもう少しゆったりしたもの1つでいい。このプランを出してきたことからも分かるように、あくまでこちらが出せる金額で何とかしたいのが分かる。もちろん1軒契約できるかできないかということなので、何とか契約に結びつけるよう、必死なのは分かるが、ただ、それが全面に出ているプランでは納得しない。
さて、今回もまったくと言っていいほどこれはいいですね、でももう少しこの部分をこうすればというレベルにも達していない。
もう一度はじめから考え直してちょうだい止まりのプラン書だった。
これでは契約したいなぁとは全然思わない。
さらに、今回は見積もりの件も打ち合わせすることになっているので、金額を見せてもらった。
1つ目のプラン書の見積り額は、建物の総面積は130.66㎡(39.52坪)で3894万円。
この金額には解体工事、諸費用までは入っているが、マンションの残債の金額、外構工事も入っていない。
ちなみに自己資金で394万は現金払いで、3500万のローンを組む計算。
何度も言うがマンションの残債は入っていない。
このプラン書の内容で、この金額ははっきり言って出せない。もったいない内容である。
2つ目のプラン書の見積り額は、建物の総面積は118.52㎡(35.85坪)で3439万円。
もちろん金額的な内容は1つ目のプラン書の内容と同じである。
自己資金は339万円で3100万円のローンを組む計算。
この前もそうだったが、打ち合わせが苦痛だと感じていた。何の話をしても明るい話にはならないし、明るくなる材料も見当たらない。
こちらが金銭的にも納得いかない状況であり、値引きの話をしても一切答えない。
あくまで今の金額で契約できるかどうかということをまず考えてくださいと言う。
マンションのこともあまり真剣に考えてくれない。おそらく○○万円ぐらい違いますかね~。
希望する金額で売れればいいんですけどってことぐらいしか言わないし、あっちはあっちの都合があるのかもしれないが、こっちにはこっちの都合があって、マンションのことももちろんそうだし、いったいどれぐらいの値引きがあるのかも知りたいし、このままの金額では納得いかないわけだから、値引きでどこまでプラスの考えができるかもこっちは考えたいとも思うわけだし、いっこうに埒が明かない。
さて、いよいよどうするか。
まずはプランの変更をきっちりしてもらい、その上見積もりの話をもう一度しなければいけない。
ところが、ここで向こうは強気に出てきた。
H18.11.30(木)までに契約するかどうか、最終返事をくれとのこと。
こちらが月末の平日に打ち合わせどころではないと断ると、いやそれでも何とか時間を作ってもらって・・・。
はっきり言って、この段階でもう『へーベルハウス』はやめようという意志が固まりました。
ただどうしても30日は時間は作れないので、29日にしました。
自分で作った図面も渡し、それまでに完璧なプラン書を作ってFAXで送ってもらうようお願いし、次回には見積もりからどれぐらいの値引きできるか、それも考慮に入れて決定したいということを伝えました。
何だかもうこことは話をしても無駄だし、プラン書もままならないのにこうも強引に出てこられると、もう嫌です。
一応、次回『へーベルハウス』の打ち合わせはH18.11.29(水)に決定。
H18.11.29(水) 『へーベルハウス』プラン打ち合わせ(最終決定)
前回の打ち合わせ以降、FAXで送られてきた間取り図面でひとまずOKを出し臨んだ今回の打ち合わせ。
もう99%『へーベルハウス』では断ろうという意志が固まっていたのだが、それでも最終、見積もりの件と図面を実際に見て、答えを出そうと思っていました。
そこでまず、提示された図面が下の内容。(左から1階・2階・3階)総面積135.35㎡(40.94坪)の内容。
今までのプランニング内容では一番大きな作りとなっている。(きっと値段もその分跳ね上がっているはず)
<1階部分>
各階を通じて言える事だが、ほぼ自作図面通りの仕上げとなっている。向こうも今日が最終決定となるので、こちらの意向に合わしてきたかなという印象。だいたいまぁこれでもいいかなぁ~という内容だが、どうもこれならいい!という内容でもない。あまりにも玄関とトイレが近いのもどうなんだろう?
<2階部分>
自分で作成したときにも思ったが、やはりベランダはキッチン側にあった方がいいなぁと、この図面を見ても改めて思った。収納の面でもやはりもう少し大きな収納がある方がいいなぁとも…。やはりどうもスカっとこれだ!と思うことができない。
<3階部分>
今回の図面で一番もう一度考え直さなきゃいかんなぁ~と思ったのが、この3階部分。子供部屋の大きさが小さい。収納は前の指摘で大きくなっているが、やはり部屋自体は4.5畳と小さくなってしまった。寝室にも書斎スペースらしきものもなくなってしまっているし、これではちょっと無理だなぁ…。
一応これでOKは出したものの、本当のところまだまだ納得いってないというのが本音。
でもそれを言い出すといつまでも前に進まないので、ひとまず次の段階の見積もりを見せてもらうことにした。
さて、問題の見積り額であるが、総額4976万円!今回の金額には初めてマンションの残債、800万円と外構200万円がはじめて計上されたが、坪数的には前回の3階建てプランより1坪ちょっと増え、金額も建物価格的には100万ほどUP!やはり、『へーベルハウス』は高い!!
総額の内訳は、476万円を現金、残りの4500万円をローンで支払う見積もりだが、ここで、今まで書いてきていなかったが、結局無理だと判断した材料に、毎月の返済額に注目した。
『へーベルハウス』が出してきた提携ローンで4500万円を借りた場合、毎月の返済額が元利均等返済した場合で約17万円、さらにボーナス返済で19万円弱。
さすがにこれは無理だ!!いくらのぼう家が共働きだとは言え、安い給料を2人分合わせてやっとだから、 毎月の返済で手取りの半分ほどが消え、ボーナスの返済額も大きすぎる・・・。
その点を考え合わせ、申し訳ないが、今回の話はなかったことにお願いしますとお断りした。
ふ~これで一つ終わったなぁ~と思っていると、さすが営業というか何というか、どの点が無理でしょうか?と切り替えしてきた。
金額面では、ボーナスも含め月々の返済が無理である点など、生活がこれでは返済だけの生活になり、せっかく家を建てたとしても何の面白みもないし、子供のことも考えると難しいということを説明。
マンションの件もあるし、はっきりとは言わなかったが、図面的にも納得できていないということも伝えた。
すると、ではマンションを3000万で売るところを探せばいいですか?(これだと残債は200万弱)ときた。
その条件なら契約していただけますか?と。それはいったいどういうことだ・・・?
ある意味脅迫めいている・・・。実際マンションを見て査定すらしていないくせに、その言い方は何だと思い、少し方向を変え、今回まだ『へーベルハウス』のプランしか確認しておらず、その他も見てみたいので、ということもつげ、今日の契約は無理、図面もそうだが納得いく状態で契約したいと言った。
すると、少し感情を高ぶらせ、それならうちは引かさせてもらうという言い方をした。(まさにどうぞである)
しまったと思ったのか、その後もなかなか引っ込まず、何とかしようと頑張っていたみたいだが、 時すでに遅しである・・・。そして最後まで値引きの話は一切しなかった・・・。
100%もう契約するつもりではないので、何度も何度も申し訳ないが無理ですとひたすら断った。
なんともしんどい打ち合わせだった・・・。『へーベルハウス』そのものがどうと言うつもりはない。
どこのハウスメーカーでも同じような対応、営業をする者もいると思う。
たまたま今回、『へーベルハウス』にそのパターンがのぼうは当たってしまったということだけ。
しかし、どのハウスメーカーであっても、まず契約を急がすところ(者)は、やめたほうがいい。
さらに相性というものもあると思うので、いくら言っても希望通りの図面が出来上がらないなど、納得いかない状況では絶対契約してはいけないと思う。
以上が、一応第一希望であった『へーベルハウス』との打ち合わせの結果である。
色々判断するところはあると思うが、当初考えていたほどトータル面ではいいなぁ~と思えなかった。
設計家との相性もそうだし、内装・設備面でもそう。今でもいいなぁと思えるのは、箱部分だけ。
全てがパーフェクトでってのも難しいと思うが、家を建てるのに最低でも7割は納得したものにしたい。
H18.12.02(土) 『積水ハウス』マンション査定・プラン打ち合わせ(見積もり含む)
当時第1希望でもあった『へーベルハウス』との打ち合わせが散々な結果だった。
大きな原因は、プラン提案が納得できなかった点と予算面。
予算面の点では次の『積水ハウス』も似たような状態になるだろうなぁ~と、不安でもあり、あかんかった場合の次のメーカーをどこで考えるかと何とも言えない時期でした。
そんな時、『ヤマヒサ』から電話があったり、予算面を重視したメーカー選びも視野に入れなきゃなぁ~って状態。
さて、前回の打ち合わせから2週間以上経っての『積水ハウス』の打ち合わせ。
その間に『へーベルハウス』との一件があって、だいぶおも~い雰囲気になっていたのですが、まずはしっかりとマンション査定をしてもらえるこの日、どれだけの金額になるかと、ますます体に良くない日でした。
住宅展示場で話をしにいった時、『積水ハウス』は、マンション売買の点でも『積水ハウス』の系列会社、『積和不動産』がこちらの新築予定時期に合わせた売買で、仮住まいを考える必要はないということを聞き、問題の一つであるマンション売買の点は心配しなくてよさそうだという心強さがあった。(いくらで売れるかは別にして)
今回の新築が、更地にまったく新しく家を建てるというのではなく、今ある家、しかも祖父宅とのぼう実家宅は2戸一で大屋根はつながった状態の家、そのうちの祖父宅を解体し、そこに新築するという点で、適当な解体工事をされたのでは困るということ、さらにのぼうは分譲マンション住まいなので、マンションの売買もしてもらわなければいけないということ、など単に家を建てるだけの依頼ではなく、トータルでこちらの条件をしっかり聞いてもらわなければいけない。
そういう意味でも『積水ハウス』は、解体部門には『積和建設』、不動産部門には『積和不動産』という、子会社が存在し、全て一貫性のある依頼ができるなぁと思っていた。
そこで、まずマンション査定を実際してもらったが、その結果、やはり思い通りの金額には程遠い結果。。。
不動産屋も唸らせた、家の綺麗さには日頃から掃除と片付けや収納など、キッチリやっていた甲斐もあるのだが、査定額は実際厳しいもので、2570万円・・・。購入金額が3260万円だからおよそ700万円の損失。
さすがにいくら綺麗に使っていても新築から3年も経てばまぎれもなく中古だし、のぼうが購入した時期をピークにマンションは新築販売でも売れ残るケースが目立ってきている。
仕方ないのか~とも思うが、出来れば高く売れてくれることに越したことはないのだが、間が悪く、のぼうのマンションを建てた同じ会社が近々、近所に2棟目となる新築マンションを分譲する!
その価格と比べられた時のことも考慮しなければいけないという査定結果だった。
さて、いよいよ今度は新築のプラン打ち合わせに移っていくわけですが、内容を見るまではドキドキでした。
しかし見た瞬間、おぉ!!!見事に希望が取り入れられている素敵なプランじゃないか!!とにんまり♪ そのときの図面。(左から1階・2階・3階)
<1階部分>
ほぼ完璧に希望通りの内容を当初提出した図面より若干シェイプアップした状態で提案してくれている。改めて、二間続きの和室があるのは贅沢だなぁとも思った。一部不備点を挙げるなら、勝手口がなかったこと。これは広縁からの出入りが出来るという内容だったが、出来たら勝手口として欲しい旨を伝えた。
<2階部分>
こちらも文句なく、2階部分に希望する内容が盛り込まれていた。細かい提案だった、TEL台の設置やリビング部分で子供が遊べるようなスペースも考えてくれていた。その後自分なりに考えて、トイレは洗面所を通っての出入りよりも、単独でトイレの出入りが出来た方がいいと思うということを伝えた。
<3階部分>
ここも文句なく、要望通りにというよりも、こちらはむしろより良い提案がされているなぁ~と思った。寝室に納戸を設置してくれているところだ。これはクローゼットとは別に納戸があると、とても助かる。クローゼットは主に洋服を入れるので、納戸があると布団など多少大きなものもしまえる!ありがたい提案である。ただ、バルコニーへの出入りが寝室からだけになっている点を何とかならないかと伝えた。
以上のような内容の提案をしてくれたわけだが、図面を見せてもらったとき、正直うれしかったです。
ここは手渡した自作の図面だけじゃなく、ちょこっと口頭で伝えていたような細かい部分なども考えてくれた。
ちゃんとこちらが希望する内容を聞いてくれ、プランを提案してくれているというのがあったので、今日の日を迎えるまでのもやもやとした気分が晴れたような気がしました。
そして肝心の予算の面ですが、建物の総面積は170.58㎡(51.60坪)で、マンションの残債を考えず、建物価格、解体工事費、外構や諸費用などほぼ完全な見積もりで、総額約4370万円!!
やはりでかいだけあって金額も相当高い。しかし、月々の返済額を見てみると、なんと月々12万弱、ボーナス月に14万ちょっと!
おぉ!これなら無理な金額ではないではないか!!
ただマンション残債を無視した設定なんで、このままでは結局は無理になってしまうんだが、建物の総面積自体、かなり大きく、これを再度自分で検討したサイズにシェイプアップすれば!!という期待が持てる条件だった。
はっきり言って、今回の打ち合わせでほぼ契約はここにしたいなぁ~とも思っていた。
あとは予算面でどこまで絞り込むことが出来るかどうか。という点を煮詰めていけばいいのでは?と。
そこで自作図面第2弾を提出し、もう少しシェイプアップした場合のプランを考えてみて欲しいと伝え、次回の打ち合わせを平成18年12月9日にということで、本日の打ち合わせ終了。
そしてこの日、設備カタログをもらったわけだけど、う~んこちらもナイスなものがたくさんあるではないか!
『へーベルハウス』でもらった設備カタログと違い、色々選べるものがある。
こちらを選ぶ楽しみも十分出来る内容のものだった。あれもいいなこれもいいなと選べる内容だった。
これならオプションでいくらか金額UPがあったとしても、それほどのUPをしなくても済みそうな内容だった。
標準で選択できる幅があるというのはやはりメリットである。追加料金がかからないに越したことはない。
ますます『積水ハウス』で家を建てる方向で考えていってよいのではないか?と思った。
しかし、あくまで冷静にを心がけ、打ち合わせ終了後、再度住宅展示場に行ったのであった・・・。
訪れたメーカーは『住友不動産』と『エスバイエル』。
各メーカーの内容はメーカー選びの項目で紹介しているので、見てくださいね。
H18.12.09(土) 『積水ハウス』修正プラン打ち合わせ(見積もり含む)
さて、今日は前回の打ち合わせの時よりも、もう少し間取りをシェイプアップしたプランでの打ち合わせ。
今回の大きなポイントは、納得いく間取りプランと予算的に合うかどうかの見極めである。
前回の打ち合わせで、プラン内容的にはいいものを提案してくれるという期待はあるので、あとはどこまで予算と合うかどうかといったところだが、前回のプラン内容から、それもほぼ大丈夫だろう?
と自分なりに見積もり、間取りプランのシェイプアップを考え合わせて期待を持っての打ち合わせとなった。
まずは、提出された間取りを紹介しておこう。(左から1階・2階・3階)
<1階部分>
まずは前回のプラン書からの訂正点である勝手口。ちゃんと付けてくれていることを確認。そして当初考えていた2間続きの和室だとやはりどうしても建物全体が大きくなることもあって、断念。しかし、このモダン和室ならOK!!そこへ2階をシェイプアップさすために、シアタールームを1階に持ってくるという案を取り入れ、見事これも希望通り。
<2階部分>
当初予定していた、2階シアタールームは断念し、LDKと水周り等、生活スペースのみに対応することで、全体のシェイプアップ化を図った。今回のプランで唯一2階部分だけは再度考え直しが必要だなぁ~と感じた部分である。キッチンとダイニングのあり方を今回のプランではなく、L字型のキッチンへ変更した方が全体のスペースをより有効に使えるということを伝えた。さらにバルコニーの幅はもう少し必要という点。図面の大きさから奥行き90cmといったところだが、洗濯を干す作業を考えると、もう30cmあると、いらいら感なく洗濯物が干せるのでということを伝えた。
<3階部分>
前回、指摘したバルコニーへの行き来を寝室以外からも出来ないか?いう訂正点も今回のプランには入っていることを確認。全体的なまとまりでは3階部分は当初から大きく変更はなく、しかしここもシェイプアップさせるために遊び心を持って提案していた、スキップフロアの書斎、クローゼットとは別の納戸もあきらめた。必要最低限の箇所を残し、見事シェイプアップ!
細かい訂正箇所は何箇所かあるものの、おおむね間取り的には納得の内容なんで、これでほぼ決まり。
建物の総面積は148.98㎡(45.07坪)で、前回よりも21.6㎡(6.53坪)シェイプアップ!
今回はマンションの残債を700万ぐらいで見積もって、総額約4730万円。
4500万円のローンを組んだとして、月々の返済は14万、ボーナス10万ほど。思ったとおり、やはり無理な状況ではなさそうだ!
これでほぼ契約する意志も固まったが、200万の値引き、さらに2階部分の照明器具をサービスという条件で、最終プラン変更内容を確認させてもらって契約しますというところまで今回で決まった!
同じ打ち合わせでも積水ハウスとの打ち合わせでは、こちらの意向がうまく伝わっているので、提案された間取りプランを見せてもらっても、頭が痛くなることもなく、スムーズな打ち合わせが出来る。
そして予算面では『へーベルハウス』と似たような金額にはなっているのだが、提携ローンの違いでこんなにも違うのか!と無理な金額でないところも良かった。
後にかかってきた1本の電話があるんだけど、それは『へーベルハウス』の営業担当者から。
何かというと、契約はその後どうなりましたか?という内容のものだったんだが、その時すでに『積水ハウス』と契約をした後だったんだけど、向こうはまだ決まってないだろうな、というつもりで、再度アタックしてきたような電話だった。
そこで、もう契約結んだということを伝えた時、一応理由は?という質問があったので、間取りプランのことは触れず、予算面で無理ない提携ローンになったということを伝えると、そこならうちも出来ましたよ!という返事だった。。。何を今さら!という気分にさせられた。
この点からもこちらのことを真剣に考えてくれていなかったのかなぁと改めて思いました。
さて、いよいよ次回、平成18年12月16日(土)、最終決定を兼ねた打ち合わせです。
H18.12.16(土) 『積水ハウス』修正プラン打ち合わせ(最終決定)
さて、今日はいよいよ最終決定を兼ねた打ち合わせ。まずは間取りの最終確認。(左から1階・2階・3階)
<1階部分>
前回のプラン内容とほぼ変更点はなし!1階部分の使い方としてはこの内容でOK! あとはシアタールームの細かい部分を契約後見直し、決定していくようにすれば良いという状況。
<2階部分>
前回からの大きな変更点があるとすれば、この2階。キッチンをアイランド型からL字型へ変更希望していたので、その内容の確認。さらにやはりこの内容でも見直しの必要があるので、これは契約後訂正するという方向で!バルコニーの幅も希望通りに変更されているのを確認。
<3階部分>
ここは問題なし。窓のあり方を若干変更していたのでその確認だけ。
次に金額の最終確認だが、前回のサービス内容+半端な部分も切り取ってもらって、この内容ならOK!
さらに、今までの流れから大きく変更した点で、工事着工時期の前倒しが可能かどうかの確認をした。
というのは、今まで祖父の一周期が済んでから工事着工を考えていたわけだが、
どうもマンションの売り値がそこまで待つとちょっとやばそうだということもあり、親戚連中なんかにも相談した結果、一周期までに完成し、新居での一周期法要が出来るのならという了承を得られたので、その点は可能かどうかを確認してみた。
実際問題、マンションが早急に売れるかどうかという点はあるが、工事期間に関してはまったく問題なし!
というところまで確認できたので、いざ!契約です!
いや~実際に行動を起こしてからここまでに約1ヶ月という期間がかかったわけだが、ものすごく内容の濃い1ヶ月を過ごした気がする。休日は全てどこかのハウスメーカーと打ち合わせ、平日も仕事から帰宅後はひたすら間取りを考えたり、金の計算をしたり、ハードな1ヶ月だった。
しかし、いざ軌道に乗り出してから契約までは結構早くに決まったので良かった。
ここで、いざ契約に至った大きな点を挙げてみると、
① こちらの希望、生活スタイルをちゃんと理解し、提案に結び付けてくれたこと。
② 営業さんと相性が良かったこと。
この2点が決め手となった。
やはり話をしていても疲れ、こちらの言わんとすることをまったく理解してくれないところとは、契約したいと思わないし、これらのことがとてもスムーズにいったのは大きかった!
もちろん、金銭面でも、めっちゃ安いという内容ではないが、無理せずともいける内容だったのもある。
どこが一番いいメーカーというのはないと思うので、いかに自分に合うかってのをじっくり考えました。
そのためには色々な情報を収集することも大事だし、実際目にして好みを探すのもいいと思う。
さて、今後はさらに慌しい日々を送ることになりそうなスケジュールです…。